これが大学のトイレ? 美麗なトイレが話題の大阪大学トイレ研究会を学園祭で直撃

黒川 裕生 黒川 裕生

 研究会には、他大学の学生もいる。江崎笙吾さんは立命館大学の3年。トイレの何に惹かれるのか尋ねると、「僕は水の流れ派ですね」と即答。便器の洗浄方式には洗落とし式、サイホン式、サイホンゼット式などのタイプがあり、江崎さんは「ワンピース便器の水の流れ方が好きです。とんでもない量の水を使うんですが、静かで上品なんですよ」と教えてくれた。

 「女子トイレの改装で注目されましたが、僕らトイレ界では全然ペーペーなんです」と巌西さんは言う。しかし、その情熱は本物だ。いちょう祭では、日頃の研究活動の成果をまとめた冊子「Let’s BEnjoy」を300円で販売。改装した女子トイレの詳細な解説のほか、阪大のトイレ満足度調査、トイレ業界の最新動向、留学中のメンバーによる海外のトイレ事情ルポ、文学とトイレに関する考察、就職活動とトイレをめぐるエッセイなど、多彩な記事をどどんと掲載している。3日には、字面からして恐ろしい「失禁体験」も実施する予定。

 阪大のトイレ、世界のトイレ向上を目指し、さらには便器の開発を夢見る同研究会。最近の悩みは「学生たちがトイレの苦情を僕らに言ってくること」だそうです。

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