秋元康さんプロデュースの劇場が長期休館 平安神宮に昨秋オープンもわずか3カ月で

京都新聞社 京都新聞社
オープン時に「新しいエネルギーを出せる劇場になれば」と抱負を語る秋元康さん(2018年11月18日、京都市左京区・京都SUSHI劇場)
オープン時に「新しいエネルギーを出せる劇場になれば」と抱負を語る秋元康さん(2018年11月18日、京都市左京区・京都SUSHI劇場)

 京都市左京区の平安神宮境内にある商業施設「京都・時代祭館 十二十二(トニトニ)」2階に、昨年11月オープンした「京都SUSHI劇場」が2月下旬以降、長期休館している。作詞家の秋元康さんが総合プロデューサーを務め、鳴り物入りで始まったが、わずか3カ月で見直しを迫られる形となっている。

 同劇場は226席あり、昨年11月19日にオープン。約40人の専属俳優が二つのグループに分かれ、主に訪日外国人向けに「寿司(すし)は別腹」と題した80分程度の公演を行っていた。

 秋元さんはオープン時の会見で「新しいエネルギーを出せる劇場になれば」と抱負を語っていたが、2月20日付で劇場のホームページに「重要なお知らせ」を掲載、公演の同月22日の終了を告知した。ホームページによると、当初は2週間ほどの休演期間を経たうえで3月上旬に演目をリニューアルする予定だったという。

 急きょ公演を終了し、上演作品の見直しを行うことになった経緯について、同劇場は「客へのアンケート結果を受け、今後は公演の長さを1時間以内とする方向だ。また、1日複数回公演にしたいと考えている。(8640円としていた)チケット価格や座席の配置も見直し、8、9月には再開したい」としている。

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