イケメン集団が黒歴史を一刀両断? 京都・平安神宮に「サムライシアター」10日オープン 

浅井 佳穂 浅井 佳穂
門川大作市長と記念撮影に臨み、ポーズを決める「KYOTO SAMURAI BOYS」のメンバー(京都市中京区・京都市役所)
門川大作市長と記念撮影に臨み、ポーズを決める「KYOTO SAMURAI BOYS」のメンバー(京都市中京区・京都市役所)

 京都の平安神宮(京都市左京区)境内にある商業施設に10日、「KYOTO SAMURAI THEATER(キョウトサムライシアター)」(客席数226)がプレオープンする。演目は、侍にふんした若い男性パフォーマーたちによるショーだ。前身の劇場は、作詞家の秋元康さんを総合プロデューサーに迎えながら、開業3カ月であえなく休館している。イケメン集団は、そんな「黒歴史」を一刀両断できるか。

 シアターができるのは、平安神宮の西側に2017年12月にオープンした「京都・時代祭館 十二十二(トニトニ)」。京都三大祭りの一つ、時代祭をテーマにした商業施設で、訪日客向けの土産物店や飲食店などが営業している。

 施設の目玉の一つが、秋元さんのプロデュースした「京都SUSHI劇場」だった。施設の開業から約1年後にオープンし、訪日客に日本文化を紹介するショーを上演していたが、営業が振るわかなかったためか、約3カ月で休館した。

 新たなシアターに出演するのは、専属契約した若い男性18人からなる「KYOTO SAMURAI BOYS(キョウトサムライボーイズ)」。いずれもオーディションを勝ち抜いたイケメンぞろいだ。

 上演時間は約40分。現代の若者たちがゲームの世界に入り込み、侍となって修行するというストーリーで、刀を使ったショーのほか、プロジェクションマッピングなどの技術を駆使しながらダンスや歌も披露する。プレオープンからしばらくは1日2回の公演し、9月中旬以降に本格オープンする予定だ。

 企画を担当したのは、マンガを元にしたミュージカル「テニスの王子様」や、シミュレーションゲームをベースにしたミュージカル「刀剣乱舞」などを手がけた演劇プロデューサー松田誠さん(51)。構成・演出は8人組のダンスグループ「PaniCrew(パニクルー)」のメインボーカル植木豪さんが務める。

 8月6日には、サムライボーイズを構成する「椿[つばき]」「桔梗[ききょう]」「若葉」3チームの各リーダーと松田さんが京都市役所を訪ね、門川大作京都市長を表敬訪問した。門川市長から「(劇場のある)岡崎地域がにぎわうようがんばってください」と声を掛けられ、チーム椿のリーダー福澤侑さんは「京都の空気感に日々パワーをもらっている。面白いものを見せられると思います」と意気込みを語った。

 サムライボーイズの今後に注目だ。

 チケットは税込み3800円。キョウトサムライボーイズのホームページhttps://www.samuraiboys-project.com/から。

おすすめニュース

気になるキーワード

新着ニュース