おみくじの裏事情「ただし、大凶は…」 有名神社の宮司に聞いてみた

佐藤 利幸 佐藤 利幸
おみくじは神社ごとに結果の割合が違う!?(C)oben901 - Fotolia
おみくじは神社ごとに結果の割合が違う!?(C)oben901 - Fotolia

 正月といえば初詣、そして初詣に行ったら「おみくじ」を引くのが楽しみという方が多いのではないだろうか。「大吉だ~」と喜ぶ人がいる一方、最近では「凶」を引いた人が喜んで(?)「凶を引きました」とわざわざSNSにアップすることも多い。なかには「○○神社は凶の出る確率が高い」と神社を名指しすることも。このように、おみくじの結果は社寺によって割合が違ってくるのか。関西のとある有名神社の宮司に、おみくじの裏事情を聞いてみた。

「大凶は抜いているところがあります」

 -そもそもおみくじは社寺ごとに作っているのですか?

 「いわゆる専門業者が作る『既製品』を採用しているところが多いですね。自前で作っているところは稀でしょう」

 -社寺によって結果の割合が変わるのでしょうか。

 「神社・寺によって、それぞれの割合は変わります。それは先ほどの既製品のリニューアルのタイミングによって、割合が変わってくるからです」

 -故意に割合を変えるケースもありますか?

 「おみくじを引くときは、ガラガラと回すものと筒の中の棒を引くタイプがありますが、筒のタイプを使って、結果の割合を変える神社があると聞いたことがあります。棒に番号を振っていますが、これには1~50、1~100があり、筒に同じ番号を複数入れているそうです」

 -結果の種類は?

 「地域によって違いますが、一般的に大吉、中吉、小吉、吉、末吉、凶となっています。そのほか大凶、半凶、吉凶、平(へい)もあります。ただし、大凶は抜いているところがあります」

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