らーめん颯人のすごいところは、客によって麺の茹で具合やスープの味わいを微調整しているところだ。そのため、同じみそらーめんでも、老若男女、いろんな人の口に合うし、そうしたちょっとした気遣いが心に染みる。
「何度か来てくれたお客さんなら、好みの味を覚えています。子供が、『また食べたい』と言ってくれるとうれしいですね」と、店主の石垣さんは顔をほころばせた。
カウンターの下に荷物を置けるようになっていて、そこにはティッシュと紙エプロンも備え付けられている。女性一人でも入りやすい雰囲気だ。
店主の石垣颯人さんは、北海道出身。22歳で出会った「らーめん桃福(とうふく)」という店の味に感動し、25歳の時から、その店で修行を始めたという。北海道で約10年修行、大阪でも4年ほど、通算14年修行した後の2015年2月に「らーめん颯人」をオープンした。ミシュラン2016年京都・大阪版に掲載され、その後4年連続でビブグルマンを受賞した。「受賞したこと、それはそれでうれしいのですが、ぼくは、ただただ『美味しいラーメンを食べてもらいたい』その一心でやっています」と、淡々と語る石垣さん。
11時開店なのだが、材料がなくなり次第閉店。14時頃までに行けば食べられるそうだ。
【店名】ラーメン颯人(はやと)
【住所】大阪府大阪市北区南森町1-2-2
【電話番号】06(6312)8276
【営業時間】11:00~食材切れまで通し営業
【定休日】月曜日
ツイッターURL https://twitter.com/ramen_hayato