投票所に一番乗りし、投票箱に何も入っていないことを確認する「零票確認」。統一地方選前半の7日、ミッションを果たすべく、午前4時50分台から開場前の投票所前から投稿する“零票確認ガチ勢”の人々がいました。お一人に話を聞きました。
到着午前6時半
滋賀県在住のツイッターネーム「とっとこひなたろー」さんは20歳。インターネットの選挙情報で一番乗りすると施錠前の投票箱の中が確認できると知り、7日早朝、投票所へ向かいました。
到着は午前6時半。投票所の担当者は「若者が…しかもこんな時間に?」と目を丸くしたそう。午前7時になると高齢の男性が現れ「あ、一番じゃないの?」と少しがっかりした様子。「少し罪悪感を覚えました」(とっとこひなたろーさん)。
ー空の投票箱を見た瞬間、どんな気持ちでしたか。
「自分としては、不正を防ぐ零票確認に携われ、より有権者としての責任感を持ちました。応援していた候補者の名前の書いた紙を入れる瞬間は、少なくともこの投票所ではその候補にとっての最初の1票なのか、どうか当選しますように、という思いでした」
ー次の選挙は
「21日投票の選挙も狙っています。ガチ勢と言われ少し恐縮ですが、今回の件で若者の投票率増加に貢献できればと思います」