危険ドラッグを所持していたとして、警視庁組織犯罪対策5課は女優酒井法子の元夫で無職高相祐一容疑者を逮捕した。逮捕は3回目。1回目は2009年、覚せい剤取締法違反で警視庁に逮捕され、懲役2年執行猶予4年の有罪判決が下った。2回目は12年。麻薬取締法違反で警視庁に逮捕され、東京地検が嫌疑不十分として不起訴になった。今回、起訴されれば実刑判決は考えられるのか。日本テレビ「行列のできる法律相談所」に出演する北村晴男弁護士に聞くと「その可能性は十分にある」と指摘した。
3回目の逮捕
高相容疑者は今月18日、渋谷区の自宅マンションで危険ドラッグを所持していた疑いで逮捕された。調べに対し容疑を認めているという。3回目の逮捕となったことで今後、どのようなことが考えられるのか。
北村弁護士によると、最初の逮捕では有罪判決が出て執行猶予期間も終えていることから「一応、更生した」とみられるものの、一度薬物犯罪に手を染めた事実に変わりはなく、今回の逮捕を受けて裁判所が高相容疑者について「特に薬物犯罪について規範意識が著しく鈍磨している」と判断することが考えられるという。