埼玉を日本一の「うどん県」に!香川の人口差につけ込んだ“卑劣”な戦略が話題

黒川 裕生 黒川 裕生
今月末まで開催中の「西武線沿線うどんラリー2019」のポスター
今月末まで開催中の「西武線沿線うどんラリー2019」のポスター

 埼玉のうどんに誇りを持つ永谷会長らは、県内の頑張っているうどん店をネットなどで紹介、応援するとともに、情報発信にも努める。食べ歩きツアーやうどん打ちイベントなども精力的に実施し、埼玉のうどん文化盛り上げに取り組んできた。

 香川県に対しても、決して敵愾心を抱いているわけではないという。

「我々にとって大きな目標となる県。共に『うどん』で地域を盛り上げている(または、盛り上げたい)県ということで、一方的にですが、仲間、同志だと思っています」と同会。「その上で、私たちは埼玉のうどんの魅力を埼玉の人たちに伝えて、少しでも地元を好きになってほしいと願っています」

 ちなみにツイッターで拡散された檄文は、今月末まで開催中のイベント「西武線沿線うどんラリー2019」のパンフレットに印刷されていたものという。埼玉を中心に走る西武鉄道が2017年から展開している名物企画で、今回は埼玉を自虐的に描いて話題の映画「翔んで埼玉」とタイアップ。沿線で人気の12店のうどんを味わいに、足を運んではいかが。あなたの1杯が、埼玉の「日本一の『うどん県』」奪取につながる1杯になるかもしれない。

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