「トランプタワー」元住人のセレブが大阪に…アケミ・S・ミラーさんの激動半生

山本 智行 山本 智行
「美と心のリセットアップ」を提案するアケミ・S・ミラーさん
「美と心のリセットアップ」を提案するアケミ・S・ミラーさん

 ニューヨークコレクションのファッションデザイナーとして名声を博し、あのトランプタワーに住んでいたことでも知られるアケミ・S・ミラーさんが現在、大阪でフェイスデザインスクールを主宰している。この14日には新スタジオをオープンし、ますますパワーアップ。人生100年時代へ向け、美と心のリセットアップを提案していく。

 半生を振り返ってもらうと、ひとつの大作ができそうだ。それほどドラマチックというか、スケールがデカい。23歳で東京に出て会社を設立。実家が着物業界という幼少のころからの下地もあり、5つの京都着物ブランドのライセンスを契約した。東京コレクションで和のテイストを残した洋服を発表したところ、国内の著名な写真家や評論家はもちろんCNNなど海外メディアにも絶賛された。

 「よっし、これなら勝負できる。とにかく行っちゃえ」

 上京から10年たった1989年、華やかな東京生活を捨て、何のツテもないニューヨークへ。翌90年にニューヨークコレクションにデビューする。93年からスタートしたニューヨークファッション・ウイークでは、栄えある初日にダナ・キャラン、カルバン・クラインとともに選出。世界のトップデザイナーの中から24人だけが選ばれる栄誉だった。

 「コレクションは年2回、半年がかりで作品を制作していきます。年間ブティックの維持費などを入れると3ミリオン(ドル)もかかるんですよ」

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