小林幸子も公認の“新ものまね王” 優勝賞金100万円よりもうれしかったもの

山本 智行 山本 智行

 大阪は枚方出身。2歳から日本舞踊を始めた。おじいちゃんとおばあちゃんの影響を強く受け、演歌好きに。ものまねの世界に入っていくのは自然な流れだったようだ。10代半ばで「結構似てるんとちゃうかな」と意識するようになり、時に1人カラオケで鍛えた。

 その後、縁あってショーパブ「ものまねアラジン」から誘いがあり、20歳から本格的な活動を開始。小林幸子をはじめ、美空ひばり、氷川きよしらレパートリーをどんどん増やし、看板タレントになっていった。

 「昭和の演歌は幅広い世代で親しまれ、歌手の方も衣装といい、歌い方といい個性的な人ばかり。ものまねのしがいがありますよね」

 もちろん、努力も惜しまない。ものまねを始めるときは、その歌手の全集を聴き、声やしぐさを研究。できるだけコンサートにも通う。その姿勢が評価され、小林幸子から衣装10着をプレゼントされ、それを着るため「10キロダイエットした」と言う。

 優勝の賞金は100万円。だが、それ以上にうれしかったのは優勝直後に届いた小林幸子と水前寺清子からの祝福メールだった。余談ながらその後、チータからはセーターをもらったそうだ。

 「歌はもちろんですが、衣装にもこだわっているので目でも耳でも楽しんでもらいたいですね。それと今後は笑いの勉強もしていきたいです」

 ユーミンや永ちゃんもいて、理屈抜きに楽しめるステージは一見の価値あり、だ。ちなみに毎週木曜日は神戸ファンタジアで開演している。

◆ショーパブ「ものまねアラジン」大阪市城東区中浜3-25-11 緑橋第1レジャービル6F TEL06(6965)6609

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