激似!松田聖子さんものまねタレント「まねだ聖子」さん、アイドルに憧れた少女時代…似ていると自覚したきっかけは?【インタビュー前編】

小森 有喜 小森 有喜

松田聖子さんのものまねタレント・まねだ聖子さんが、活動開始30周年の節目を迎えます。アイドルに憧れた少女時代や「似ている」と自覚した意外なきっかけ、ご本人との“ちょうどよい距離感”…。ディナーショーやコンサートに通うなど「永遠の聖子さんファンでもある」というまねださんに、さまざまなお話を聞きました。

アイドルの夢は叶わず…「ねるとん」に出演

まねださんが10代を過ごした1980年代は、松田聖子さんや中森明菜さんら女性アイドル歌手の全盛時代。彼女たちに憧れた少女の一人がまねださんでした。雑誌をめくればアイドル募集の広告がずらりと並んでおり、「オーディションに手当たり次第に応募していた」と振り返ります。しかし、20歳になっても夢は叶いませんでした。

「はたちを超えるとアイドルの募集ってなかなかなくて…」とまねださん。「とにかく何かテレビに出なきゃ」と意を決して一般参加者として出演したのが、フジテレビ系列のバラエティ番組「ねるとん紅鯨団」でした。「カップル成立がどうこうというより、とにかく目立ちたかった」と笑うまねださんは、アピールコーナーで菊池桃子さんのものまねを披露。するとその姿が制作会社の人の目にとまり「うちで作っているものまね番組のオーディション受けてみない?」と声がかかったそうです。以前からものまねが好きで、カラオケでも友人に持ちネタを披露していたまねださんにとって、またとない機会でした。これを機に、素人さんとしていくつかのものまね番組に出演することができたそうです。

当初、松田聖子さんはレパートリーになし

その頃から知人のつてで六本木のショーパブにも出演するようにもなり、昼は会社員をしつつ、週に数回舞台に立っていました。意外にも、当時のレパートリーに松田聖子さんはなく、小泉今日子さんや工藤静香さんといった女性アイドルのものまねを披露していたそうです。その後、数々のものまねスターを輩出してきた東京・新宿のものまねショーレストラン「そっくり館キサラ」に出演するようになります。ちなみに、まねださんをキサラに引き入れたのが、現在の夫であるゴジーラ久山さん(渥美清さん、松井秀喜さんらのものまねタレント)です。

「自分だけテレビに出られない」…突然訪れた転機

「似せるというより、どちらかと言えばコロッケさんに近い、ポイントを誇張したおちゃらけ系のものまねをしていた」とまねださん。ただキサラは「そっくり館」と銘打っているだけあって、見た目が似ていることを売りにする芸人が集まっていました。まねださんにはその類のレパートリーがなく、テレビが取材に来てもまねださんの映像だけカット、ということもしばしばあったそうです。

何とかならないかと思い悩んでいた中、転機が訪れます。特に意図があったわけではありませんが、少し太って来たからと10キロ程度ダイエットをしたまねださん。すると何人かの客から「聖子ちゃんに似てるね」と言われたそうです。「言われてみればそんな気もする…」。

まだ確信は得られず、当時キサラでマドンナのものまねをしていた女性タレントに「私にメイクをしてみてほしい」と頼んでみました。当時の松田聖子さんのメイクがマドンナに近かったため、似るのではないかと思ったそうですが、この予感が的中。ぐっと本人に顔が近づきました。「その方のお化粧で人生変わりました、本当に恩人です」とまねださん。それまで似ていると言われたことも、自分で思ったことすらもなかった松田聖子さん専門のものまねタレントとして活動していくことを決め、芸名も「まねだ聖子」と改めて再スタートしました。するとテレビ番組に出演する機会が増えるなど、ものまねタレントとしての道が開けていきました。

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https://maidonanews.jp/article/14901638

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