なぜクリスマスは12・25なのか…聖書にはキリスト誕生日の記述なし?

この季節になると街中はさまざまなクリスマスツリーで彩られる
この季節になると街中はさまざまなクリスマスツリーで彩られる

 イブの夜にトナカイのそりに乗って子どもたちにプレゼントを配るとされるサンタクロース。では、そのふるさとは?

 諸説ある中で、そのひとつがフィンランドの「ヨウルマー」説。サンタの家には、クリスマスツリーが光り輝き、伝統的な美しい飾りで、まるで夢の世界のようだという。ここには郵便局もあり、世界中の子ども達から、毎年50万通を超える手紙が届く。

 他ではスウェーデンの「モーラのトムテランド」という説も。「トムテランドの日本事務所」も設立されており、日本の子どもたちのために、サンタへの手紙の仲介をしている。

 日本では、フィンランドのサンタクロース教会と提携して、北海道旭川市、函館市、青森県の岩崎村に日本サンタ村がある。そこで人気なのが、毎年函館市で行われている「函館サンタラン」だ。

 これは、子どもから大人までの参加者がサンタの衣装で函館中心街をパレードする催し。参加料を払えば誰でも参加可能で、衣装も提供してくれるとあって観光客もこぞって参加するユニークなイベント。その参加料は「病院に入院している子どもたちへのプレゼントに使われる」(サンタラン実行委員会)という、心温まるイベントなのだ。この「サンタラン」は最近では、日本各地で開催されている。ともかく「クリスマス」と「サンタクロース」には、いつの時代も謎がつきものだ。

おすすめニュース

気になるキーワード

新着ニュース