非機能腺腫では、頭痛、視力障碍、視野障害、下垂体機能の低下などの症状が出現します。時に出血を来すことがあるので、要注意です。
治療法としては、手術、放射線療法、薬物療法などがありますが、プロラクチン産生腫瘍を除き、機能性腺腫、非機能性腺腫ともに手術が第一選択となります。腫瘍が大きくなければ、鼻から下垂体腺腫にアプローチするハーディー(Hardy)手術が選択されます。近年は神経内視鏡を併用することで、侵襲が少なく、術後の痛みなども少ない方法で行われています。ただし、腫瘍が下垂体から上方にはみ出て脳にまで伸展増大していると、頭を開けて手術を行うケースもあります。
専門的な言葉が多くなってしまいましたが、基本的には、予後が良好なら特殊な場合を除き、心配がないとされています。今回の発表を見ますと手術を選択されたということで、まず心配はないと思われますが、元気に復帰して頂き、よしこさんの素敵なコントを拝見することを心待ちしております。