堀ちえみさん舌がん公表 見分けにくい初期症状…口内炎、歯周病などと類似

町医者の医療・健康コラム

谷光 利昭 谷光 利昭
 堀ちえみ
 堀ちえみ

 他の症状としては、硬結を伴ったり、強い痛みを伴う潰瘍であったり、言葉をうまく話すことができない、物を飲み込みにくいなどの症状があります。がんであることが判明した場合、CT、MRIなどで病変を確認して治療方針を決めますが、基本的には、外科的手術が第一選択です。

 病変が大きければ、切除するだけでは機能面、美容面が損なわれるために違う部分の皮膚を用いて修復を行います。リンパ節転移などが認められれば、リンパ節をとる手術も行います。進行具合によっては、放射線、化学療法などの追加治療が行われます。

 私の先輩である外科医は舌がんのステージ3でした。若くして病気になられたのですが、現在も元気に医師として仕事をされています。堀さんはステージ4と発表なされました。ご本人がおっしゃっている通り、厳しい状況であることは間違いないと思いますが、この病気を克服して頂き、元気なお姿を拝見させてください。回復を心より、お祈り申し上げます。

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