一人舟盛り、店員と記念撮影…31歳男性が「ソロ送別会」を申し込んだワケ

広畑 千春 広畑 千春
ソロ送別会で店員らに花束や色紙を渡される田村さん。はたから見れば、店で働いていた上司を送っているよう=大阪府豊中市、「ごちそう村豊中上新田店」
ソロ送別会で店員らに花束や色紙を渡される田村さん。はたから見れば、店で働いていた上司を送っているよう=大阪府豊中市、「ごちそう村豊中上新田店」

 ドタバタと新生活を始めた直後に知ったのが「ソロ送別会」。普段からソロ焼肉やソロ映画鑑賞など「おひとり様」が好きという田村さんは「特に抵抗はなかった」と言います。この日も、特別に作られた「一人用舟盛り」の刺身やすき焼き鍋、寿司などに舌鼓を打ちつつ、料理や飲み物をもって来るたびに「新しいお仕事も頑張ってください」などとエールを送ってくれる店員と「お互い頑張りましょう」などと言葉を交わし、最後は、自分が買ってきた花束と、「ピンチのときには助けていただいてありがとうございました」など、「長年一緒に仕事をしてきた体」のメッセージが寄せ書きされた色紙を受け取り、記念撮影しました。全く知らない初対面の人たちに祝われることに「なんか、ムズムズしました。ネタになりそう」と苦笑しつつ、「色紙をもらったのなんて、何年ぶりだろう。形だけでもうれしいし、一区切りついた感じ」と、新たな門出に意欲を燃やしていました。

 ソロ送別会は全7品で3000~4000円、要予約で、現在ほかに1人が予約中。ただ、4月の「ソロ歓迎会」の企画予定はないそうです。

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