「リレーアタック」の防御策とは スマートキー性能を悪用した車両盗難、小川泰平氏が解説

小川 泰平 小川 泰平
スマートキーを悪用した車両盗難が増加(Witthaya/stock.adobe.com)
スマートキーを悪用した車両盗難が増加(Witthaya/stock.adobe.com)

 スマートキーをアルミホイルでくるんで電波を遮断する方法もあるが、小川氏は「毎回、毎回、くるむのかと。自分の車が狙われていると分かっているのならいいですが、台数からすると盗まれる確率は何千台、何万台に1台くらいしか盗まれていないので、それからすると、毎回アルミホイルでくるむのはどうかと思います」。手間がかかるという非合理的な面で現実的ではないという見解だ。

 同氏は「今はスマートキーを改良しているところで、微弱ボタンをもっと微弱にできる方法もある。さらに車に近づかないと作動しないくらいの弱い電波。ディーラーに持って行くと簡単にやってくれるそうです」と紹介。さらに「自宅の車庫の場合はスマートキーを玄関には置かないこと。微弱電波が届かない位置に置く必要がある。また、車だけでなく、車庫の防犯対策も必要。(泥棒が)車庫に入って来れないようにすることも大事です」とアナログ的な側面からも対策を説いた。

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