日本三大中華街を持つ横浜から、いかにもという駅弁が発売されて以来好評を得ている。名前は「横濱チャーハン」で、焼き飯メインの感じがするが、中にはそれだけでなく、鶏のチリソースや、崎陽軒の代名詞とも言えるシウマイもちゃんと入っていて、中華弁当という雰囲気で好感を得た。見た目も色とりどり華やかで、味も申し分なく、値段も630円と安い。財布にも優しい駅弁として人気があるのが分かった気がした。
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側面と仕切りに経木を使い、メインのチャーハンがべとつかず、パラパラして食べやすい。中にはエビが3匹見え、グリーンピースの緑と卵で信号色などを演出。彩りも豊かに目を楽しませてくれる。食べてみると、細切れのチャーシューがいい味を出して実にうまい。
鶏のチリソースに加え、崎陽軒の看板でもあるシウマイは2個入り、洋辛子としょう油もしっかりついている。
箸休めのタケノコの煮物が食感、味ともにいいあんばい。中華のコースを食べているようでお得感いっぱいの駅弁だ。
630円。東海道本線・横浜駅「崎陽軒」TEL0120・882・380(お客様相談室)。