東郷湖畔のサイクリング
お菓子の壽城を後にして、「日本のハワイ」こと「はわい(羽合)温泉」の温泉街にある「はわい温泉・東郷温泉観光案内所」へ向かう。ここで電動自転車をレンタル。東郷湖の湖岸や湖底からは温泉が沸き出し、湖畔には「はわい温泉」と「東郷温泉」の2カ所の温泉地があります。電動自転車はこぎ出しが軽く、静かな湖沿い道をすいすいと進んでいきます。
めぐみの湯公園では沸き出す温泉の湯を100円で95リットル給湯できる「温泉スタンド」があり、マイカーの荷室に設置した貯水タンクに注いでいく地域住民も。温泉スタンドを愛用する男性は「冬場にはサーファーが体を温めるために使ったりするよ」とのこと。温泉スタンドの使用法という貴重な学びを得て、東郷湖畔のサイクリングを終えた。
孤独のグルメで描かれたスラーメンとは
さて、鳥取2日目のお昼ご飯は1日目の牛骨ラーメンに続いて、スラーメンだ。スラーメン?どうも煮干しやカツオなど和風だしを使った「素のラーメン」ということでスラーメンらしく、漫画「孤独のグルメ」にも登場した知る人ぞ知るご当地ラーメンなんだとか。かつては鳥取市役所の食堂で食べられたが、旧市役所の移転に伴い、名物の味が途絶えることを惜しんだ日本海自動車学校に請われ、自動車学校の食堂にやって来た経緯を持つ。食券販売機にも「旧市役所食堂の」と但し書きがあるスラーメンは350円。安い。牛骨ラーメンよりさらに透明度が増したスープに天かすをまぶし、つるつるとすする。これは…実にあっさりしたスラーメンという名前に違わぬ味だ。孤独のグルメの作法に従い、コショウをかけるとラーメンぽくなる。うん、和風だしだけどラーメンだ。
あっさり高たんぱくのとうふちくわ
するすると完食したスラーメンの後、もう少し食べたいな…と思ったら「とうふちくわ」がおすすめです。江戸時代に鳥取藩主が「魚の代わりに豆腐を食べなさい」とお触れを出し、貴重だった魚の代わりに豆腐を使ったのが「とうふちくわ」です。とうふちくわを製造販売する「ちむら」布袋店(鳥取市)を訪ねると、さまざまな味のとうふちくわがずらり。一番人気のとうふちくわにかぶりつくと、ふんわり豆腐の香りが鼻を抜ける。木綿豆腐と白身魚のすり身を7対3の割合で混ぜており、くせのない豆腐と魚肉の力強い味わいのバランスが絶妙です。加えて高たんぱく。青ねぎを加えた「ねぎどうふ」、溶けたチーズを混ぜ合わせた「チーズっち」も美味です。
2022年7月にはとうふちくわ作りを体験できる「とうふちくわLab」もオープンしており、子どもたちが練った生地を竹に巻き付けていました。自分で作ったとうふちくわの味は格別でしょうね。
白い結び石で良縁を 白兎神社
鳥取旅行の締めくくりは白兎神社。「因幡の白兎」の伝説で知られる白兎がまつられています。社務所では白い結び石を授与していて、鳥居の上へ投げ上げて、うまく乗れば良いことがあると言われています。ただ、鳥居の上は既に結び石でいっぱいなので、兔の石像へ願いを込めて奉納する人も結構いるみたい。兎に白い石がのっているのはなんだかかわいらしいですね。ご利益は良縁、子宝、繁盛、飛躍、健康なんだとか。
鳥取といえば砂丘、温泉、カニは有名ですが、お菓子の城やスラーメン、とうふちくわはまさに“未知との遭遇”でした。まだまだ奥深い鳥取の魅力を知るべく、ウェルカニとっとり得々割でまた旅行プランを立てないと…!
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