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小6娘のスマホデビュー、親子で交わした全14条の誓約書…大学研究者が家族で話し合って作った「利用のルール」が11万回超表示

山岡 もと子 山岡 もと子

小学6年生の娘にスマートフォンを買い与えるにあたり、「スマホ利用のルール」と題した全14条の誓約書を交わした親子。その誓約書を紹介したXへの投稿が11万回以上表示され、注目が集まっています。投稿したのは、保育士を養成する大学の研究者「shu izumi(子どもの生活習慣研究者)」(@shu_izumi1983)さん。ルールを作った経緯や、内容を決めるうえで気をつけたことを聞きました。

40代の「shu izumi」さんは、子育てや保護者支援、子どもの健康について研究しています。娘さんのスマートフォンには、未成年者に有害なコンテンツを表示させないフィルタリングを設定。アプリは、連絡ツールの「LINE」と音楽ストリーミング配信サービスの「Amazon Music」のみだそうです。ちなみに動画配信サービス「YouTube」の視聴は自宅のテレビだけで許可し、SNSやショート動画は閲覧できないようにしています。

誓約書には、使用時間やアプリへの課金、個人情報の取り扱いについて細かく記載されています。なかには「嫌なこと、怖いことがあったらすぐ親に見せる」「目の前に知り合いがいる場合は使用を控えるなど、気を使う」など、自分の身を守ったり、マナーに配慮したりするための項目も。

投稿には「うちも中学行ってスマホ渡すときに、こちら参考にして誓約書いるかもな」「ここまでやらんとダメかも」など、賛同の声が寄せられています。

下案は生成AI、細かい数値は娘と話し合って

「shu izumi」さんは、娘さんに4年生からキッズケータイを持たせていました。中学校が離ればなれになる友だちと、卒業式で連絡先を交換したいという娘さんの希望もあり、もともとは年明けにスマートフォンを買い与えるつもりだったそうです。ところが、9月末にキッズケータイが故障。修理費用が本体よりも高かったため、購入を前倒ししたと話します。

仕事柄、子どものスマートフォンやインターネット、SNSのトラブルをよく知っていた「shu izumi」さんは、利用に関する誓約書は必須だと考えていました。スマートフォンは家族全員で携帯ショップへ行き、契約の手続きや毎月かかる費用も、娘さんと一緒に確認しながら購入したそうです。ルールは「shu izumi」さんが考え、夫婦で相談して決めたとのこと。「内容の下案は生成AIにお願いし、私と妻で内容を吟味してたたき台を作成しました。何時まで使用してよいかなどの細かい数値は、娘と妻と話し合いながら詰めた感じです」

特に気をつけたのは、「誓約させられた」と思わせない、“一緒に考えた”という雰囲気。あえてルールを厳しく固めすぎず、「使いながら家族で模索していこう!」という方針にしたそうです。

読み合わせのとき、娘さんはしっかりと聞き、自分から意見することもあったといいます。「21時まで使いたい!」「アプリはいらない!」などの発言はうれしかったとのこと。

しかし、使い始めて2週間後には「Instagramを入れてほしい」と言われてしまいます。娘さんと一緒に確認すると、13歳未満は使用できないと分かり、安心したそうです。

ルールの見直しは家族会議で

「shu izumi」さんは、第13条の「定期的にルールを見直す」という項目について「娘の様子を見ながら考えていきたい」とのこと。「目に余るところが増えてきたら、随時、会議を開こうと考えています。私か妻がジャッジしますが、妻だけで娘に対応するとケンカになるので3人で話し合います」。その際は小学1年生の弟にも見てもらい、今後の参考にしてもらおうと考えているそうです。

投稿への反響については「好印象をもってくださった方々が多くてよかったです」と話す「shu izumi」さん。「『ルールが甘い』『もっとこうした方がよい』という意見は目につきますが、今後の参考程度にしてます」とも語ります。

家族で話し合いながら決めたルールは、娘さんの様子に合わせて、これからも見直しを重ねていくそうです。

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