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「もっと汚したら?」妻のひと言で完成したハロウィンの和菓子 焦げ目をつけたら…まるで墓から出てきたようなミイラに

水上 侑子 水上 侑子

夫婦の協力で完成したハロウィン向けの和菓子が、SNS上で大きな注目を集めている。

「和菓子を作って、妻に『もっと汚したら?』と言われた」

と完成した品を紹介したのは、京都「御菓子司 長盛堂」の和菓子職人、植田嘉昭さん。Xでは「しるこニキ」(@uecchi0611)として発信している。

幾重にも重なる白い包帯の隙間から、目がのぞいているねりきりのミイラ。包帯には焦げ目がつき、長い眠りから目覚めたような雰囲気がよく出ている。

どのように生まれた和菓子なのだろうか。植田さんにお話を聞いた。

——今年のハロウィン和菓子を作ることになったきっかけは?

植田:毎年ハロウィンの時期には、和菓子で作ると意外性のあるものに挑戦しています。今年も「何を作ろうか」と妻と話しながら考えました。形や細工は私が作りますが、妻から思いがけないアイデアが出ることも多く、相談しながら一緒に仕上げています。

――ミイラを作る際に工夫したポイントは?

植田:ミイラらしく見えるように、包帯が重なった感じや、少し不気味な雰囲気をどう表現するか工夫しました。

作っている途中、妻から「少し炙って汚れっぽくしたら?」と提案があり、試してみました。自分だけでは思いつかなかった仕上げ方で、炙ることでより雰囲気が出たと思います。夫婦で作っているからこそ生まれたアイデアでした。

――投稿に寄せられた反響へのご感想をお聞かせください。

植田:たくさんの方に見ていただき、驚きました。怖い雰囲気にしたつもりでしたが、「目つきが寝起きの僕に似ている」と自分で気づいて投稿したところ、そこにも反応をいただけてうれしかったです。

和菓子をきっかけに、作り方や夫婦のやり取りまで楽しんでいただけたことが印象に残っています。普段、和菓子になじみのない方にも興味を持ってもらえる機会になったと感じています。

   ◇   ◇

投稿には「楽しいですね!」という声のほか、「近所の和菓子屋さんのも好き」「この時期の楽しみ」と、ハロウィンの和菓子を楽しむコメントも寄せられた。

植田さんは、ミイラのほかにも「はにわ」「オオカミ男」「キョンシー」など、さまざまなハロウィン和菓子を作っている。

題材を考え、細かな表情に悩み、完成したお気に入りを紹介する。そんな投稿の積み重ねからは、和菓子作りを楽しむ植田さんの愛情が伝わってくる。次はどんな姿を見せてくれるのか、気になる方は、SNSをのぞいてみてほしい。

【植田嘉昭さん関連情報】
▽Xアカウント
https://x.com/uecchi0611

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