現役で活躍する、30年前の学研の教材「九九はやおぼえ」が、SNSで話題になっている。
「30数年前に兄が使ってた学研の九九覚えるやつ、大活躍してる!!」という言葉とともに投稿された動画に映るのは、ミントグリーンの本体に、ランダムに九九を表示するルーレット。
ずらりと並んだ掛け算のボタンは、押すと答えが浮かび上がって見える構造で、電池式でもないのに光って見えるのが不思議だ。世代を越えて受け継がれた名作の学習玩具について、投稿主である、刺繍作家・イラストレーターのありまさん(@arimama_umauma)に話を聞いた。
――再会したときのお気持ちは。
ありま:兄が学校へ行っているときに、こっそりお店屋さんごっこのレジ代わりにしたり、パソコンの代わりにパチパチしたりしていました。「まだあったんだ!」と母に伝えると、「もちろん、だって必要になるでしょ〜」「アナログは目にやさしい」と言われました。母がきれいに保管してくれていたこと、そして兄から私、姪、そして長女へとつながれてきたことに、とても感動しました!
――実際にお子さんが使っている様子は。
ありま:計算カードはめんどくさそうに、タブレットは適当にやりがちなのですが(笑)、この「九九はやおぼえ」はボタンの押し心地や、解答が光って見える不思議な構造のおかげで、今のところ嫌がることなく進んでやってくれています。下の子を抱っこしながら一緒に見られるのも、うれしいポイントですね。
――長女さんが九九を覚え終えた後も、受け継ぐ予定ですか?
ありま:次は6歳下の次女にバトンをつなぎます。今は長女が学校に行っている間に、次女がぽちぽち…と触って遊んでいて、かつて自分が兄の留守中に遊んでいた姿と重なり「時代は繰り返されるのだな」と笑ってしまいました。
◇ ◇
投稿には、「これ持ってました!!!!」「懐かしすぎて声でた」「ランダムな掛け算表示するスロット懐かしすぎ」「きれいにとってあるのすごい」「足し算もあった」などの反響が寄せられた。
母親の「いつか必要になる」という愛で保管されていた教材。まだまだ未来へバトンをつなぎ、九九のハードルを一緒に乗り越えてくれそうだ。
▽ありま Threads
https://www.threads.com/@arimama_umauma
▽『うちの母は今日も大安』ありま著(KADOKAWA)
https://qr.paps.jp/9XheS