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「危険なので乗らない」公園に注意促す不思議キャラの看板…先へ進むと「そのまんまが現れた」 ユニークなピクトグラムが400万回超表示

そんでなライターズ そんでなライターズ

富山県美術館へ続くプロムナードには、「危険なので乗らない」の文字とともに、象のようでありながら、頭の左右に羽のようなものがついたキャラクターが描かれた看板が立っていました。投稿主さんが「コレは…?」と思いながら先へ進むと、そのキャラクターと同じ姿の青色のモニュメントが現れました。写真とともに「そのまんまが現れた」とつづったXの投稿は400万回以上表示され、17万件の「いいね」が寄せられています。

富山県の富岩運河環水公園で、「危険なので乗らない」と示すピクトグラムと、その先に並ぶモニュメントの組み合わせを紹介した投稿が、Xで反響を呼んでいます。投稿したのは、小川真央さん(@torikameinu)です。

小川さんが目にしたのは、富山県美術館へ続くプロムナード沿いに立つ看板です。看板には「作品には手を触れない」「危険なので乗らない」の2種類のピクトグラムが描かれています。前者には手のひら、後者には象のようなキャラクターの頭に人が乗った姿が描かれており、どちらにも赤い斜線が引かれています。

「コレは…?」と思いながら看板を過ぎて進むと、ピクトグラムと同じ姿をしたモニュメントが現れました。モニュメントは青色で、頭の左右には黄緑色の羽のようなものがついています。プロムナードには、このモニュメントが3体並んでいました。小川さんは「『危険なので乗らない』のイラストのコレは…?と思いながら進んだら、そのまんまが現れた」とつづっています。

このモニュメントは、富山県美術館のマスコットキャラクター「ミルゾー」です。広報担当によると、2011年、同館の前身である富山県立近代美術館の開館30周年を機に、多くの人に親しまれる美術館のマスコットとしてデザインされました。名前は公募で決まり、「見る象」と「(これから)見るゾー!」という2つの意味が掛けられているとのことです。

デザインを手がけたのは、グラフィックデザイナーの永井一正(ながい・かずまさ)さんです。永井さんは、1981年の富山県立近代美術館の開館から2016年の同館活動終了まで、同館の企画展ポスターのデザインを担当していました。

では、なぜ「乗らない」という注意を促すピクトグラムに、ミルゾー自身が描かれているのでしょうか。富山県美術館のサインデザインを担当した日本デザインセンターのデザイナーは、「キャラクターそのものを用いた理由は、誰でも一目でわかるようにするためです。また、ミルゾー自体は、元来平面的に描かれたキャラクターなので、表現としても大きな違和感がないという点もあります」と説明します。

そもそも乗らないよう呼びかけているのは、実際にモニュメントが破損したことがあるためです。広報担当によると、安全性や作品保護の観点からも、乗らないようお願いしているといいます。

もともと黄緑色だったミルゾーは、富山県立近代美術館が老朽化などにより移転・新築し、富山県美術館となった際に青色へと生まれ変わりました。イラストとして作られたキャラクターが立体のモニュメントになったのは、2018年のことです。

富山県美術館は富岩運河環水公園の敷地内にあります。現在の場所にモニュメントを設置した理由について、広報担当は「駅から美術館に来ていただく際に、公園内のプロムナードを通ってきていただければ、という思いもあり、現在の場所にモニュメントを設置しています」と説明します。3体のミルゾーは、いずれも美術館の方向を向いて並んでいます。

「2011年から美術館で親しまれているキャラクターが話題になり、うれしく思っています。これを機に、プロムナードを通って美術館まで足を延ばしてくださる方が増えたらと期待しています」と、富山県美術館の広報担当は話しています。

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