宮城県角田市の「西根田んぼアート」が、稲刈り前の見ごろを迎えています。公式X(@tanboart_hy)では、色づきが進んだ最新の様子が投稿され、話題を集めています。今年のモチーフは、宮城県仙台市出身のフィギュアスケーター・羽生結弦さんの代表的プログラム「バラード第1番」と宇宙。広大な田んぼに羽生さんの姿や土星が浮かび上がる迫力のアートは、今しか見られない“季節限定の絶景”です。
2007年から続く有志の挑戦
西根田んぼアートは、古代米のPRと集落の活性化を目的に、地元有志が2007年にスタートさせました。初回は10アールの田んぼに「パンジーとコスモス」を描いたのが始まりで、現在では田んぼ3枚にわたる約50アール規模に拡大。地域の人々が力を合わせて続けてきた“地元発アート”として親しまれています。
緻密な測量と10種類の苗で描く大地の絵画
2026年の作品は18回目。5月30日に10種類の稲を使って田植えが行われました。まず「つや姫」をベースに植え、その後、葉色が白・赤・紫などになる古代米や観賞用稲を植え分けて色を表現します。図柄は展望台から正しく見えるよう、約1600本の杭を使って測量しながら線画を描くという緻密な作業を経て作られています。
初夏から秋にかけ、稲が成長するにつれて色合いが変化し、羽生さんのしなやかな動きや音符、赤く輝く土星が、稲の色の違いによって立体的に表現されています。見ごろは、稲刈りまでのわずかな期間。季節とともに表情を変える田んぼアートは、多くの来訪者を魅了し続けています。
▽出典:西根田んぼアート 公式X/西根田んぼアート2026
https://x.com/tanboart_hy/status/2100714611578474681