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「いびき対策グッズ」約4人に3人が十分な効果を実感できず 鼻腔拡張テープや加湿器、寝具の買い替えも…3000円以上使った人が半数超

まいどなニュース情報部 まいどなニュース情報部

いびき対策グッズを購入した人の約4人に3人が、十分な効果を実感できていない――。ムーンムーン株式会社(熊本市中央区)が運営する一般社団法人いびき無呼吸改善協会が実施した「いびき対策の費用と効果」に関する実態調査で、こうした結果が明らかになりました。いびき対策に3000円以上を費やした人は半数を超え、購入したものとしては鼻腔拡張テープや加湿器、寝具などが挙げられました。

調査は、自身のいびきを自覚しており、対策グッズを購入したことがある全国の20〜60代の男女200人を対象に、2026年9月にインターネットで実施されました。

まず、「これまでにいびき対策として購入したことがあるもの」を聞いたところ、比較的手軽でドラッグストアなどでもすぐ手に入る「鼻腔拡張テープ」(28.4%)が最多に。そのほか、「加湿器」(14.8%)や「マットレスや寝具の買い替え」(13.2%)など、数千円から数万円単位の費用がかかる対策を行っている層も一定数存在し、睡眠環境全体を見直そうとする試みもうかがえました。

また、「いびき対策にこれまで使った金額の合計」については、「3000円未満」(39.0%)が最多となった一方で、「1万〜3万円未満」(14.0%)という層も一定数見られ、対策を重ねるごとに累積費用がじわじわと膨らんでいる実態が浮き彫りになりました。

気になるのは、そこまでお金をかけて購入した対策グッズが、実際にどの程度役立ったのかという点です。

「はっきり効果を実感できた」とした人は、わずか4.0%にとどまり、「どちらともいえない」(37.5%)、「あまり実感できなかった」(28.5%)、「まったく実感できなかった」(7.5%)を合わせると、約4人に3人が費用の支出に対して十分な効果を得られていないことが分かりました。

さらに、「効果が感じられないときの行動」としては、「効果がわからないまま使い続けている」(20.6%)、「インターネットで対策法を調べ直した」(18.4%)、「家族など身近な人に相談した」(10.8%)といった回答が上位に挙がり、医療機関への相談といった根本的なアプローチにはなかなか結びついていない現状が浮き彫りとなりました。

最後に、「いびきや睡眠時無呼吸症候群について、知っていること」を聞いたところ、「いびきが無呼吸症候群のサインになることがある」(22.7%)、「呼吸が止まっている場合は医療機関への相談がすすめられる」(20.6%)、「放置すると健康リスクが高まるとされる」(15.8%)などが上位となり、いびきと睡眠時無呼吸症候群(SAS)の関連性や、医療機関への相談目安に関する知識を持っている人は、いずれも2割程度にとどまりました。

「もしかしたら病気のサインかもしれない」という認識が薄いため、市販グッズで効果が出なくても専門医の受診という選択肢を選びにくくなっているようです。

   ◇  ◇

調査結果を踏まえて同協会は、「いびきは、単なる『音の悩み』ではなく、体が発する重要なSOSのサインである場合があります。手軽な対策グッズから始めること自体は悪いことではありませんが、数千円、数万円と費用をかけても改善しないのであれば、それは『自己対策の限界』を迎えている証拠です。いびきの背景には睡眠時無呼吸症候群などの疾患が隠れている可能性があり、これらは医療機関での適切な検査と治療によって劇的に改善するケースが多くあります」と警鐘を鳴らしています。

日々の睡眠の質や健康を守ることは何物にも代えがたいもの。もし今、色々なグッズを試してもいびきが改善せず悩んでいるなら、これ以上の「自己流の出費」を重ねる前に、一度専門医への相談を検討してみるのもよいかもしれません。

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