東京都在住のUさんには、一浪の末、慶應義塾大学に合格した息子がいます。 男子校育ちで、これまで女の子との交際経験はありませんでした。
そんな息子に、合格後すぐ思いがけない出来事が起こりました。予備校の合格祝賀会で、同じ予備校に通っていた女子と久しぶりに再会。そこで、彼女から突然、告白されたのです。
「息子には、ちょっともったいないくらい」
彼女は現役で別の大学に合格し、現在はダンスサークルでも活動しているそうです。明るくかわいらしい印象の女の子で、Uさんから見ても「息子には少しもったいないくらい」と感じるほどでした。
男子校育ちの息子。初めて女の子から告白され、すっかり浮かれていたといいます。
「よかったね」と思いながらも、Uさんには一つ気になることがありました。
「うちの息子のどこを気に入ってくれたのかな」
母親としては、性格なのか、話していて楽しかったのか、それとも何か特別な魅力を感じたのか。彼女の目に息子がどう映っていたのか、とても興味があったといいます。
ところが息子から返ってきた答えは、Uさんの想像とは少し違っていました。
「受験で、早稲田か慶應に合格したら告白しようと思っていたんだって。最低でも〇〇大学以上じゃないと告白しなかったらしいよ」
「早慶に合格だったら」という言葉に母が驚いた
Uさんは、その言葉に少し驚いたそうです。
もちろん、それだけで彼女が息子の学歴を理由に好きになったとは言い切れません。予備校で一緒に過ごす中で、息子の人柄にひかれていたのかもしれませんし、合格をきっかけに気持ちを伝えようと思った可能性もあります。
それでもUさんの頭に残ったのは、「早稲田か慶應の彼氏」という具体的な条件でした。
「もしかすると、彼女にとって、学歴は交際相手を選ぶ上で外せない条件だったのかもしれない」
それまでUさんは、恋愛において相手の大学名まで意識するとは考えていませんでした。息子の性格や見た目だけでなく、受験生のときから「どこの大学を目指しているのか、結果がどうなったのか」を気にしていて、 彼氏の学歴もステータスの一つになり得るのだと気づいたといいます。
一浪して、ようやくつかんだ慶應合格。それをきっかけに、息子には人生で初めての彼女ができました。
そんな母親の小さな驚きなど知る由もなく、息子はうれしそうに大学生活を楽しんでいるそうです。