tl_bnr_land

マックのポテトが揚がった合図、ファミリーマートで入店するときの「音」を…… 小1息子の“自由研究”に「アイデアと完成度!」「ここにたどり着くひらめきが個性」

宮前 晶子 宮前 晶子

「小1息子の自由研究、もうすこしで完成。他には回転寿司のお寿司が来る音とか、スーパーで流れてる曲を楽譜にして分析したりしました!! 楽しんでやっていました!!!」

小学1年生の男の子が夏休みの自由研究でテーマにしたのは、街のあちこちから聴こえてくる音楽。

マクドナルドのポテトが揚がったときの音、ファミリーマートのドアが開くときの音、家の中で使っている家電などが発する音を調査研究し、『まちは おんがくで いっぱい』のタイトルで仕上げました。

「普段から街で聴こえる音を何の音だろうと思っていたから」と話す男の子そうすけくんと母親のmieさん(@mie4_747)に、自由研究について聞きました。

「街の音」を聴き取るのが好きだから

mieさんの冒頭の投稿には、
「小1にしてこのアイデアと完成度、素晴らしいの一言。しかも本人が楽しんでいる。まさに自由研究の見本」
「貴重な1カ月だから、好きなことや得意なことを突き詰めるための時間にしてほしい」
「発想が天才」
「音楽教師です。語り合いたい」
と自由研究に向き合う姿勢を称えるコメントなどが寄せられました。

自由研究を「街の音」にしたのは、いつも音を聴き取って遊んでいるからとそうすけ君本人が教えてくれました。

「僕は、普段からお出かけしたときに聴こえた音を覚えておいて、家に帰ってからピアノで弾いたりして遊んでいます。 リズムを変えたり、調を変えてみたりすると、違う雰囲気になるのも面白いです。まだ知らない音も気になったので、いろんな場所の音を調べてみたいと思いました」(そうすけくん)

そんな、音に興味を持っているそうすけくんの後押しをしたのは母のmieさん。

「息子は小学校に入ったばかりです。自由研究がどんなものかわからないと思ったので、自分の力で楽しめるものがいいんじゃないかなと考えました。

息子は普段から耳に入った音を細かく聴いているようで、一緒に自転車に乗っていると“さっきは自転車からシーーって音がしたけど、今はミーーだったよ”みたいな話をしてくるんです。

多分、自転車のタイヤと地面の摩擦音だと思うのですが、私には同じ音にしか聞こえません(笑) 。

音感だけでなく、こういった音の違いに気づくことや“これは何の音だろう?”と音に対して興味を持つ好奇心を持っているんじゃないかな、と思ったので、普段の息子の遊びを自由研究にしたらどう? とアイデアを出してみました」(mieさん)

4歳から習い始めたピアノのレッスンで聴音をやっていることもあり、音を聴き取る練習にもなるとも思ったそう。母の言葉に、そうすけくんはすぐさま「やる!」と大きく乗り気に。

「他の夏休みの宿題はあまり気が進まない様子でしたが、これは息子自ら行動して、楽しそうに進めていました」(mieさん)

スーパーやコンビニ、ファストフード店、お寿司屋さん、駅、ゴミ収集車、救急車、防災行政無線、家の中にある家電(冷蔵庫や炊飯器、電子レンジ、その他いろいろ)などいろいろな場所や場面で調べ、その数31。1回では聴き取れず、何度も何度も聴いて確認した場所もあったそうです。

「私もピアノを弾くのですが、音感は全くなくて…。息子のように音を聴き取ることはできませんでした(笑)」とmieさん。そうすけくんが自分で考えて楽しみながら進められるように、サポート役に徹しました。

31の音の中から譜面にしたのは16。その音を聴いて感じたこと、その音にした理由の分析までをレポートし、挿絵もそうすけくんが描きました。

毎日少しずつ取り組んで、一冊の冊子に仕上げるまでに費やした期間は約1カ月。「好きな音をテーマに、楽しみながら最後まで取り組めて大満足!」と出来栄えにも納得のそうすけくんです。

好きなことの研究に没頭できた貴重な時間

「小学校に入学してから初めて自分でやり遂げた、大きな宿題でした!でも息子本人は、 “宿題をしている”という感覚ではなかったみたいです。

いろんな音を探して、聴いた音をピアノで弾いたりするのが楽しかったようですし、普段何気なく聞き流している音にも、いろいろな音程や違いがあることに私自身も気づきました。 

親子で楽しみながら、普段とは少し違った視点で街の音を聴くことができてよかったです。好きなことに没頭できて、研究がどういうものか知れた貴重な時間でした」

すっかり自由研究にも満足したそうすけくん。熱心に研究したおかげで、ピアノレッスンで課される“聴音で譜面に書く”こともスムーズにできるようになりました。

そもそもピアノを習うようになったのは「面白いことやふざけることが大好きな子なので、少しでも落ち着いて座っていられるようになってほしい!」と思ったから。現在は、ピアノとヴァイオリンのレッスンを受けています。

「音楽が大好きで、常に頭の中に音楽が流れているみたいです。家でも外でもずっと歌っているそうで、さまざまな音を聴き取っていますが、私の“着替えて!”“歯を磨いて!”“学校の準備して!”は、全然聞こえなくて、困っています(笑)」

ピアノではコンクールにも挑戦し、『ピティナピアノコンペティション』『ショパン国際ピアノコンクールinASIA 全国大会・アジア大会』など名だたるコンクールで上位入賞。9月には、ヴァイオリンでプロと一緒に演奏する予定も!

「喜んだり、涙を流したり、我慢したり、本番をひとつ乗り越えるたびに強くなっていくのを感じます。失敗や悔しい気持ちもたくさん経験してほしい。

ピアノもヴァイオリンも、音楽の道に進ませたいというよりは、本人の楽しみや自信につながってくれたらと思っています」(mieさん)

また、「音楽を楽しめたり、良い耳が育っていたりするのはピアノの先生とヴァイオリンの先生のお陰」と親子ともに指導してくれる先生への感謝も忘れません。

手応えを感じた小学1年生の自由研究ですが、「高学年になったら、楽典など、もう少し専門的な知識も取り入れて、『まちはおんがくでいっぱい!専門編』をやってみるのも面白そうだね」と、そうすけくんとmieさんの目線は既に次のステージへ。

どんな研究結果が発表されるのか、心待ちにしたいと思います。

■mie Threads @mie4_747

まいどなの求人情報

求人情報一覧へ

おすすめニュース

気になるキーワード

新着ニュース