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動く歩道と一体化した三島駅のエスカレーター 「可愛がってください」駅長の熱い思いから擬人化キャラが生まれた【投稿者に取材】

長澤 芳子 長澤 芳子

JR三島駅(静岡県)には、全国でも珍しいエスカレーターがあるのはご存知でしょうか。普通のエスカレーターは上り下りのみで降りる作りですが、このエスカレーターは途中でまっすぐ動く歩道が組み込まれています。

このエスカレーターに注目したイラストレーターのミノベゲンキさんは、X(旧Twitter)で「可愛がって下さいという駅長からのメッセージ。何を?エスカレーターをですよ。」というコメントとともに1枚の写真を投稿します。その写真には、「日本初のエスカレーター ゆうロード・三島 動く歩道とエスカレーターが一体化したもので、日本で初めてのエスカレーターです。皆様に決めていただいた愛称はゆうロード・三島です。可愛がって下さい。駅長」というメッセージが添えられていました。

その後ミノベゲンキさんは、「可愛がって下さい」という駅長のメッセージから着想を得て、「ゆうロード・三島」の擬人化したキャラクター『三島ゆう』のイラストを投稿。このかわいらしいイラストを見たSNSユーザーからは「エスカレーターの擬人化初めて見た」「な、なんてマニアックな!(可愛いです)」など、多くの賞賛の声があがっています。

では、ゆうロード・三島に注目したきっかけは、一体何だったのでしょうか。擬人化イラスト作者のミノベゲンキさんに話を聞きました。

こんなに愛されているエスカレーターは見たことがない…!

ーゆうロード・三島を注目したきっかけは何だったのでしょうか?

たまたま三島駅に行ったときにこのエスカレーターと駅長のメッセージが目に入ったのがきっかけです。構造や配置が珍しいエスカレーターというのはたびたび見かけることがありますが、「ゆうロード・三島」は愛称が付けられているだけでなく「可愛がってください」とまで書かれており、「こんなに愛されているエスカレーターは見たことがない…!」と大きな衝撃を受けました。

気づけば紹介文につられて私自身も「ゆうロード・三島」に愛着を覚えるようになり、最終的に「自分のイラストで擬人化すればきっと魅力的なキャラクターになるのではないか、そうすればもっと多くの人がこのエスカレーターに愛着を持ってくれるのではないか」と考えたのです。

ーではゆうロード・三島の擬人化キャラである三島ゆうの好きなポイントはどんな所でしょうか?

特に気に入っているのは、彼女が「エスカレーターに立ち止まって乗る人が好き」という設定です。もしエスカレーターに人格があったら、せかせか歩いていってしまう人よりもじっと立ち止まって最初から最後まで一緒にいてくれる人の方が好きだろうな…という想像からこの設定が生まれました。

外見については三島の「三」に由来して三つ編みヘアの大人しい雰囲気にすることは決まっていたのですが、そこに「好きな人のタイプ」、さらに例の「可愛がってください」を口ぐせとして与えることで、物静かな印象と意外なあざとさをギャップとして併せ持つ、非常に人間らしい深みのあるキャラクターになってくれました。

あとはスカートの柄がエスカレーターのステップと同じ「黒地に黄色の線」なのも我ながら気に入っているデザインです。

ー過去の投稿でも、旅で出会ったものを描かれているようですが、特にお気に入りだったもの・描いた絵があれば教えてください。

以前宿泊した茨城県つくば市の「ホテル松島」さんをイラストレポートにまとめたときも、今回同様に大きな反響がありました。もともと1人旅が好きで、とくに少し古い建築空間や生活感溢れる風景に心を惹かれることが多いのですが、ホテル松島さんはまさに「昭和のビジネル・ホテル」といった素朴な趣きが私の好みにドンピシャでした。

令和の今でも昭和は生きているその感動をとにかく詰め込んで絵にしたのが、この作品です。SNSでは「雰囲気が素敵」「泊まってみたい」といったコメントをたくさんいただき、自分が思う旅の楽しさを多くの方に伝えることができた思い出の1枚です。

これからも世に知られていない価値あるものを旅の中で探し出して、イラストを使って楽しく伝えていきたいと思います。

<ミノベゲンキさん関連情報>
▽X(旧Twitter)
https://x.com/Ghenki_Traveler
▽公式ホームページ
https://minobeghenki.tumblr.com/

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