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生まれつき後ろ脚が不自由な猫 自ら編み出した「驚きの歩き方」に9万いいね 「強い子」「愛おしい」「生き方を新しく見つけたんだね」

渡辺 晴子 渡辺 晴子

生まれつき後ろ脚が不自由な一匹の猫。最初は飼い主さんに抱えてもらい、トイレやご飯の場所まで移動していました。

しかし、成長するにつれて、自分の力で少しずつ前へ進むように。やがて前脚だけで体を支える「逆立ち歩き」を身につけ、現在では驚くほどの速さで走れるようになりました。

動画に映っているのは、4歳くらいの女の子「翔(しょう)ちゃん」。おとなしくも、たくましい性格なのだそうです。

投稿したのは、凛さん(@nekolicca.1972)。めったに撮影できない翔ちゃんの逆立ち歩きを記録するため、カメラを構えて待ち続け、貴重な瞬間を収めました。

きょうだい4匹とも脚が不自由だった

翔ちゃんが誕生したのは、凛さんが母猫を含む6匹の猫を預かったことがきっかけでした。そのうちの1匹が妊娠しており、やがて4匹の子猫を出産。翔ちゃんは、そのなかの1匹です。

生まれた直後は分からなかったものの、しばらくすると子猫たちの脚が動いていないことに気づきました。4匹とも、脚が不自由だったといいます。

翔ちゃんを動物病院へ連れて行ったところ、手術はしない方がよいとの説明を受けました。そこで凛さんは、翔ちゃんを支えながら育てていくことを決意します。

幼いころは、凛さんが翔ちゃんをトイレやご飯の場所まで運び、それぞれの位置を教えていました。成長すると、後ろ脚を引きずりながら移動するようになり、凛さんはマッサージをして見守ったそうです。

偶然の一歩から「逆立ち走り」へ

その後、翔ちゃんは後ろ脚を交互に動かしながら、自力で少しずつ前へ進むようになりました。

転機となったのは、少し高い場所から下りようとしたときのことです。前脚を地面についた翔ちゃんの体が、一瞬、逆立ちのような姿勢になりました。そのまま一歩、二歩と前へ進んだのです。

初めて目にした凛さんは「えっ?」と驚き、翔ちゃんの力を「すごい」と感じたといいます。

それから翔ちゃんは、いつの間にか逆立ちの姿勢で一歩ずつ歩くようになりました。次第に移動できる距離が延び、スピードも上昇。現在では「逆立ち走り」までできるようになったそうです。

今回の動画は、その姿を記録に残しておこうと思い、撮影したもの。翔ちゃんが逆立ち歩きをするタイミングに合わせ、凛さんはカメラを構えて待ち続けました。

「普通に暮らしてきたことが成長」

翔ちゃんは小さいころから、ほかの猫たちと同じ空間で育ってきました。元気に走り回る仲間の姿を日々見てきたことから、凛さんは「猫の本能が目覚めたのかもしれない」と話します。

脚が不自由なきょうだいたちも、ほかの猫と変わらない日々を送っているとのこと。凛さんは「私が苦労したことはありません」と振り返り、「普通に暮らしてきたことが成長ですね!」と語りました。

山に囲まれた自然豊かな場所にある凛さん宅では、翔ちゃんが庭で過ごすことも日課です。その際は必ず見守り、曲がった脚が何かに引っかかっていないか注意しています。

段差を上る際、後ろ脚をうまく乗せられず、そのままうつ伏せになってしまうこともあるそうです。凛さんは、より移動しやすくなるよう、踏み台を設置することも考えています。

夜になると、翔ちゃんは自分でベッドへ上がり、ほかの猫たちと一緒に眠ります。特別なことではなく、仲間たちと同じように過ごす毎日。その積み重ねのなかで、翔ちゃんは自分に合った生き方を見つけていったのでしょう。

投稿には「本当に素晴らしい。強い子だなぁ」「生き方を新しく見つけたんだね」「こんな小さいのに、そのときの生き方で柔軟に乗り越えていく」「天才!生きるって素晴らしい」「強い子。愛おしい」など、翔ちゃんのたくましい姿に感動した人たちから多くの声が寄せられ、9万を超える「いいね」が届けられました。

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