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土砂降りの中、3日鳴き続けた子猫 草むらでびしょ濡れ……「もう大丈夫」→美ニャンに成長 お店の人懐っこい看板猫に

梨木 香奈 梨木 香奈

「近所で聞こえていた子猫の鳴き声。土砂降りのなか気になって見に行くと、親猫の姿はなく、びしょ濡れの子猫がーー。いったん家に戻り、子どもの寝かし付けを終えて再び向かうと、まだ同じ場所にいた。1匹でよく頑張ったね。もう大丈夫」

2026年7月、小さな子猫を保護したことを報告する投稿がThreadsで4.5万件を超えるいいねを集め、話題になりました。当時の動画に映っているのは、「あめ」ちゃん(保護時、生後推定2カ月・女の子)。身を隠すように草むらから顔をのぞかせています。

土砂降りの雨に打たれ、全身はびしょ濡れ。もともと細い体が、より一層痩せて見えます。それでも、目の前の飼い主さんを見上げながら、懸命に鳴き続けるあめちゃん。さらに添えられた写真には、飼い主さんの腕に抱かれ、家へ向かう姿が写っていました。

保護したのは、中古車販売店を営むまつしょーとあめちゃん(@total_car_shop_yu)さん。あの日、何があったのでしょうか。詳しくお話を伺いました。

「まだいたら保護しよう」再び向かった草むら

最初に子猫の声に気づいたのは、保護する3日前でした。

「突然、子猫の大きな鳴き声が聞こえてきました。家のまわりには野良猫がいるので、最初はその子たちの声かと思っていたんです。ところが、しばらくして大雨になった日、相変わらず鳴き声が聞こえてきてーー。夕方になって帰宅してからも鳴き声が聞こえてきたので、様子を見に行ったところ、びしょ濡れになった子猫を見つけました」

実は飼い主さんは、15年ほど前にも猫と暮らしていました。しかし、その子を腎不全で亡くした経験から、「もう猫を迎えることはないだろう」と思っていたといいます。

「猫は大好き。でも、お別れをした悲しみもあって『もう猫を迎えることはないだろう』と思っていたんです。子猫の姿を見て、その気持ちが揺らぎました」

一方、自宅には小さな子どもと高齢の家族も暮らしていたため、すぐには決断できませんでした。そこで、「子どもを寝かしつけたあと、まだ子猫がここにいたら保護しよう」と決め、いったんその場を離れたそうです。

そして、再び子猫のもとへ。

「草むらの陰にいるのを見つけたんです。『どれだけ暴れても絶対に保護しよう』。そう心に決めていたので、もう迷いはありませんでした。あれだけ必死に鳴いている姿を見て、もういてもたってもいられなかったというのが本音です。この子がどんな状態であっても保護していたと思います」

保護すると、その足で夜間救急動物病院へ。検査を受けたあと、必要なものをスーパーで購入しました。

環境上、すぐに自宅へ連れて帰ることができなかったため、まずは飼い主さんのお店にケージを設置。タオルで覆い、あめちゃんが過ごせる場所を用意しました。そして翌日、再び動物病院を受診したといいます。

「子猫にとっては突然、見知らぬ場所に連れて来られたことになりますが、とくに暴れることなく、怯えて隅っこで固まっていました。さらに次の日、様子を見に行くと、しっかりご飯を食べていてホッとしたのを覚えています」

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