tl_bnr_land

震度7の地震後、小2息子が「セミの抜け殻」を200個収集→そのワケに母は泣きそうに…… 「出来る男」「生きる力すごい」

太田 真弓 太田 真弓

小2息子が拾ったセミの抜け殻の数は約200個…母親が、なぜそんなに拾うのかたずねたところ「これを売ろう!」。

その理由をThreadsに投稿したら、息子さんへの称賛の声と「セミの抜け殻」にまつわる知識が続々と寄せられ話題になりました。

最高気温37℃が連日続く夏休みのとある日、miiiiさんは息子さんのセミの抜け殻拾いに付き合うことに。その理由について、「地震で仕事なくなったからこれを売ろう!」と息子さんが言ったそうです。

miiiiさんご家族は熊本県宇城市在住。7月28日に起きた「令和8年熊本地震」で最大震度7を観測したエリアであり、大きく動いた断層のすぐそばのご自宅で被災。地震の影響でmiiiiさんの勤務先は断水の影響から今なお休業中。出勤ができない状況になっていました。

息子さんの発言に「何このイケメン…かっこよすぎて泣きそう」と驚いたと同時に感動したmiiiiさん。ただ、セミの抜け殻なんて「売れるわけないじゃん」と、メルカリで検索すると100個で900円、4個で1500円など値段はバラバラですが、大量に売られていることを発見し、驚愕したそうです。

miiiiさんにセミの抜け殻のその後についてや近況など、お話を聞きました。

元気がないときは…労ってくれる

――息子さんは昆虫などがお好きで?

普段から虫が大好きで、一人でも庭に出て虫探しをしています。また、彼には発達障害(ADHD)の特性があり、自分の好きなことには飛び付いていく性格です。保育園の時などは、先生たちの間でも「虫好き」として有名でした。 

――200個はご近所で収集を?

近くの療育センターに通っているのですが、そこで収集しました。そちらの病院の敷地内は冬でもセミの抜け殻が残っているくらい大量にあり、そのことを子どもはよく知っているので、行くと虫探しやセミの抜け殻を取ることができると喜びます。

拾った日はとても暑く、時間は15時くらいから約30分で集めました。小6の姉もいるのですが、余震が怖くて1人にさせられなかったので一緒に行っていました。彼女も探すのを手伝ってくれました。 

――地震の被害からお仕事に影響が?

職場が同じ宇城市ですが、こちらは未だに断水状態で再開の見通しがまだたっていません。同じグループのお店が来週から再開するため、しばらくはそちらにヘルプ勤務ということになりそうです。 

――そんな中での息子さんの発言、本当に心強いです。

普段は変顔をしたり自分のハマっている曲でダンスしたりと凄く自由な子ですが、私が元気がなかったり、腰が痛いと言えば「ほら、立つのに俺の肩使いな」と言ったり結構労ってくれます。 

――優しくてたくましいですね。

そもそも“セミの抜け殻が売れる”ということも知らなかったようでして。私がメルカリを開いて「本当に売れるよ?知ってたの?」と聞いた時も、「へー」と知らない感じで、「俺が思いついたのになー」と言ってたくらいです笑。

――投稿をご覧になった方々も息子さんの頼もしい一言を褒めてらっしゃいました。

こんなに反響があるとは思わず、嬉しすぎて子供たちにも「こんなに皆見てくれて色んなことを書いてくれているよ」と共有しては喜んでいます!

――セミの抜け殻は今後どのように?

まだちゃんと仕分け作業ができておらず、種類別に仕分けして、息子の作品として標本風にしたいと思っています。

余りは全部詰め込んでメルカリに行ってもらいますかね…。本当に売れるかはわかりませんが、出品はしてみようと思っています! 

◇   ◇

今回の投稿に、
「出来る男だ♡」
「息子さんも可愛いし、イケメンだし、生きる力すごい」
「小2にして男の器量が…」
「うちの子もお宝のように扱ってます」
「うちも毎週末、抜け殻拾いです」
と、息子さんの発言への称賛や抜け殻拾いの仲間たちからコメントが。

「売れるそうですよ」
「漢方の材料だよ」
「購入した人が何に使うのか気になります笑」
など、セミの抜け殻の利用方法についての返信も多く寄せられました。

◇   ◇

そんなほっこりするエピソードの裏には、過酷な現実があったそうで、7月の地震発生時からのことを教えてくれました。

「本当にいろんな面で子どもたちに救われます」と今回の取材に快く対応してくださったmiiiiさん。地震から約1ヶ月が経とうとしていますが、その被害は大変大きく、ご自身もお子さんたちも心身共に苦しい日々から少しずつ回復されている最中のようです。

「うちの地域は7月30日に停電は解消されたのですが、元から出ていた井戸水はなかなか濁りが取れず、飲用水としては使えなくなってしまいました。なので今後は飲用水は買わないと無理そうです。

地震時に家族全員大きなケガはなかったので、それだけは良かったですね。家の中は冷蔵庫以外全て倒れてしまい、子どもたちが遊んでいた台所で被災しました。揺れがきてすぐテーブルの下に引きずり込んで無事でしたが、もし私が勤務中だったらと思うと今でも寒気がします。

玄関まで辿り着けない程の荒れ様のなか、旦那がすぐ帰ってきてお風呂場の窓から入り、玄関を使えるようにしてくれたのも助かりました。

近くの道路も凸凹が凄くて大変ですが、近くの道路にやっと手が入り、これからどんどん通りやすくなっていくのが希望です」

また、息子さんが夏休みをどのように過ごしたかをお尋ねしてみたところ、普段は月に15日間通う放課後デイサービスも、8月は地震が怖く「一緒にいたい」とのことでお休みしていたとのことですが、最近になって再開し、元気に通い始めたそうです。

「子どもたちは『まだ夏休みやってない!』と言っています。友達とも遊べない夏休みだったので『学校が始まってもまぁ嬉しいかな』とも。

小さな地震でもビクッと固まってしまい、『大丈夫かな?』と思っていましたが、息子も地震遊びを始めたり、心はなんとか回復に向かっているようです。

今は私も、子どもたち自身が生きていることに感謝して、周りで支えてくれている人への感謝を考える機会にもなったのかな…とポジティブな考え方が少しずつできるようになってきたところです。一歩ずつまた日常に戻れるように親としては頑張っていかないといけないなと思っています」

■miiiiさんThreads https://www.threads.com/@jiji.kiki.vuv.0217

まいどなの求人情報

求人情報一覧へ

おすすめニュース

気になるキーワード

新着ニュース