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「実家が農家で米もらっている」と伝えると→彼氏「米もらおー」え?それが目的? 何気ない一言に違和感

山岡 もと子 山岡 もと子

普段、兼業農家をしている実家から米をもらっていると交際相手に伝えたところ、返ってきたのは「米大好き!米もらおー」という言葉でした。Xに投稿された米を巡る一連のやり取りに、さまざまな意見が寄せられています。

投稿者は実家を離れ、地方都市で事務職として働く30代女性の「あさり」さん(@mimimi_mimim1)。交際することになったのは、年下の銀行員でした。相手のこの反応に、「米目的で付き合われてるのかもしれない」と感じたそうです。そこで彼には、米をもらうには種まき、田植え、稲刈りを手伝う必要があると忠告したといいます。

交際相手の発言には、「1回手伝えば金払って買った方が断然いいってなる」「失礼過ぎる」「何回か手伝わせてみたほうがいいと思う」などの意見が多数。投稿は236万回以上表示され、リプライや引用ポストでは“コメモク”(=「米目的」の略)という言葉も生まれるほどの話題に。「あさり」さんに詳しく聞きました。

きっかけは「カレーが好き!親子丼が好き!」

「あさり」さんの実家は、農業以外の仕事をしながら米作りもする兼業農家です。実家には月1〜2回帰省し、年3回ほど田んぼの作業を手伝っているとのこと。主に種まき、田植え、稲刈りをするそうです。

そもそもの発端は、たわいのない食の話題でした。

「直接的に、『私の実家が米を育てているから付き合おう!』という形ではありませんでした。しかし、普段の食生活の話から、相手が『カレーが好き!親子丼が好き!』という流れに。そこで『というより、米が好き!』という話になり、私の実家が米を育てていて、普段からもらっていると伝えました」

カレー、親子丼ときて、行き着いた先は「というより、米が好き!」。そこへ実家の米の話が重なりました。タイミングがよすぎた、というだけかもしれません。

実際、忠告への反応はあっさりしたものでした。

「相手はお米が欲しいから手伝うというより、私の実家の家業として必要なら手伝うという感じでした。恐らく農作業がどういうものなのかは知らない様子でした」

米欲しさではなく、家業だから手伝う。“コメモク”疑惑は、どうやら空振りに終わりそうです。ただし彼は、農作業がどういうものかを知りません。

“農作業を手伝わないのに米をもらう人”への違和感

米を食べられるようになるまで育てるのは、非常に地道で細かい作業の繰り返し。実際に毎年手伝っているという「あさり」さんは、農作業の大変さを教えてくれました。

「大変なのは種まきと稲刈りです。よい農業機器がそろっている農家は負担が減るかと思いますが、うちは兼業農家で身内が食べる分くらいしか作っていません。農機器も近所と共有していて、最低限です。種まきで言うと、モミ(種)をまいたパレット(平らな容器)を洗ったり、並べたりするのが体力作業。稲刈りはモミの入った袋を運ぶなど、すごく重労働です」

反響の大きさから、「あさり」さんは「“農作業を手伝わないのに米をもらう人”に不満を感じるケースは(自分以外にも)多いのかもしれない」と考えたそうです。実際に「あさり」さんの姉は遠方に嫁いでいるとのこと。姉夫婦は農作業を手伝っていないものの、家族で食べる全ての米を実家からもらっているといいます。

「私自身もあまり米は食べませんが、家業として実家の農作業を手伝っています。親が農作業を手伝わない彼らに米を渡すことには、違和感を覚えています。同じような矛盾を感じている人が多いのではないでしょうか」

おいしいお米が食べられる背景に、どれだけの重労働が隠れているか。実体験として知るからこそ、「あさり」さんは交際相手の何気ない一言に引っかかりを覚えたのかもしれません。

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