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スーパーで袋を開くのに「指をぬらすのも、舐めるのもイヤ」→お客の声から誕生した画期的アイテム 売れ行きは「一時、生産が間に合わない状態に」

谷町 邦子 谷町 邦子

スーパーにある薄いビニール袋。開けるときにツルツルすべってしまって、濡れたスポンジで指を濡らしたり、舐めたりする人も。そんなちょっとした困りごとを解決するアイテムが話題に。

「おいおい、神かよ。水つけるのなんとなく嫌やったんよ。めくれるくんっていう名前らしい。日研I&S株式会社さまありがとう」

神戸在住の女性、konopacさんが感謝を伝えたのは、まだ存在が珍しい「めくれるくん」のメーカー。はたして、どんなアイテムなのか。konopacさんと製造メーカーに取材しました。

レジの近くのテーブルに設置されていた「めくれるくん」。使用方法「袋を置いて擦るだけ!」などの使用方法が印字され、表面に細かな凹凸がありました。

シンプルながらも、普段スーパーに行く人からは絶賛の声が続出しました。

・全てのスーパーに設置して欲しい

・使ってみたい。濡れピンポンとか濡れスポンジだとやはり抵抗がある

・手汗かかない民でほんとうに困ってます。これ持ち歩きたい・・・!!!

・キーホルダーにして欲しい!

・買い物カートのハンドルにつけてほしい

また、「私、これ上手く使えません」「まだ使いこなせずにいる…!」という人もいました。konopacさんに、初めて使った感想を聞きました。

「コロナ禍~出産を経て気にするように」

konopacさんが「めくれるくん」を初めて見て、使用したのは神戸市内にあるスーパー。それまで他のお店で見たことはなかったといいます。

「普段から袋をめくるのにすごく時間がかかります。お店がサッカー台に球体のものや、海綿や、バームタイプなど準備してくれているのは大変ありがたいのですが、なんとなく使うのに抵抗があり、買い物のあとの自分の指をペロッと舐めるのも不衛生に感じていました。潔癖症ではないのですが、コロナ禍~出産を経て気にするようになりました」

そこで、初めて「めくれるくん」を目にして印字の通りにやってみたそうです。

「『どうやってやるんだろ』と深く考えずに袋をのせてみたら、すぐにめくれたので『これは画期的!』と嬉しくてすぐに夫にLINEしました」

まさに「袋を置いて擦るだけ!」だったという画期的なアイテム「めくれるくん」はどのような経緯で作られたのか。日研I&S株式会社に聞きました。

きっかけは「ご相談からでした」

全国の小売店や流通量販店に向けての商品を、企画・開発・製造・販売する、東京都豊島区にある日研I&S株式会社(以下、日研I&S)。「めくれるくん」の開発を開始したのは2025年夏ごろ。

「原点となったのは、とあるスーパーマーケット様からいただいた商品開発のご相談でした。

当時、お店には『ビニール袋が開けにくい』『衛生面が気になる』といった来店者の皆様からの声が寄せられており、店舗側でも対応に苦慮されていました。

また、店舗運営の面でも、管理やメンテナンスの負担を軽減したいという課題がありました」

寄せられた相談に応えて商品開発し、さらに改良を重ね、既製品としての「めくれるくん」が誕生。今年の春に発売されました。

売れ行きは「発売当初から想定を上回る反響をいただきまして、一時、生産が間に合わない状態にまでなりました」と予想以上の大ヒット。

「全国のさまざまなお客様でも同様のお困りごとがあり、導入に結び付く要因となっています」とのことで、多くの人に共通するニーズが、最初に相談したスーパーによって掘り起こされたと言えるのではないでしょうか。

「特殊な加工を施すことで、ビニール袋が吸着」

さて、「めくれる」くんが「めくれる」原理についてたずねると、「特殊な加工を施すことで、ビニール袋が吸着するようにしています」。

袋をスムーズに開けられた人がいる一方で、「うまく使えなかった」「手が滑ってしまった」という人も。うまく使うためのコツはあるのでしょうか。

「本体を覆うようにビニール袋を置いた後、奥から手前へ擦るようにしてご利用ください。左右に擦ることでビニール袋が開く場合もありますので、難しい場合には、そちらもお試しください」

「キーホルダーにしてほしい」など「めくれるくん」をもとにした、さらなる商品開発を望む声に対しては、「お客様やSNSなどで頂戴したご意見を参考にして、これからどんな展開ができるのかを検討中です」とのことでした。

◇ ◇

「めくれるくん」をはじめ、売場づくりから作業改善まで、現場の課題解決につながるさまざまな商品を企画・開発・製造・販売する同社は、2022年6月に社名を「日研工業」から「日研I&S(Idea & Solution)」へ変更。

スーパーマーケット、コンビニエンスストア、ドラッグストア、家電量販店、書店、衣料品店といった小売店や流通量販店の価格表示、POP用器具などの売り場の備品や、生産性向上、従業員の負担軽減などにつながる作業改善アイテムを手掛けています。

「社名には、単に商品を提供するメーカーではなく、お客様(小売店や量販店)の課題に寄り添い、アイデアとソリューションで価値を提供する会社でありたいという想いを込めています。『めくれるくん』も、そのような考え方から生まれた商品の一つです。これからも、お客様はもちろん、その先で商品をご利用になる一般消費者の皆様、現場で働く皆様のお困りごとに寄り添い、『こんなものがあったらいいな』を形にする商品づくりを続けてまいります」

商品の詳細や最新情報については、同社ホームページECサイトでも見られるとのことです。

□konopac(konopac)さんのThreadsアカウント https://www.threads.com/@konopac
□日研I&S株式会社 公式ホームページ https://www.nikkensp.co.jp/
□日研I&S株式会社 日研オンラインショップ https://shop.nikkensp.co.jp/
□日研I&S株式会社のオフィシャルYoutubeアカウント「 NIKKEN (日研I&S株式会社)」(@nikkenis1742)https://www.youtube.com/@nikkenis1742/featured

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