職場や学校等において、お土産やおすそ分けなどをもらってばかりになってしまうことがあるでしょう。漫画家・人間まおさんの作品『自分のことしか考えていない同僚の話』では、もらってばかりいる人(テイカー)と、与えてばかりいる人(ギバー)の間に生じるモヤモヤとした感情が描かれています。同作はX(旧Twitter)にて『テイカー気質の同僚の話』として投稿され、多くの注目を集めています。
ある日、同僚のひとりが沖縄旅行のお土産を買ってきてくれました。並ばないと買えない人気商品で、購入は1箱限定だったため、1人1個しか渡せないと同僚たちに話します。すると、その話を聞きつけたかのように別の同僚・テイ子が割り込んできたのです。
彼女は「うちの旦那にもあげたいので2個もらっていいですか?」と言い出しました。買ってきた同僚は断りきれず、しかたなくテイ子に2つ渡すことに。周りの仲間たちはその様子を見て「1人1個って聞こえてなかったのかな」と違和感を感じたのでした。
同僚たちは黙っていますが、いつもテイ子はこのような調子で周囲を困らせています。今日も新規企画のため緊急会議がありましたが、テイ子はまったくメモを取る様子がありませんでした。すると上司からテイ子がリーダーに任命され、先ほどの内容をまとめるよう頼まれたのです。
するとテイ子は、同僚のギブ美を捕まえ「メモしたやつ見せてよ」と高圧的にいいます。ギブ美は仕方なくテイ子にメモの内容を送りますが、感謝の一言もありません。ギブ美は、テイ子とは以前にも似たようなトラブルがありました。
以前ギブ美は、作った資料を紛失しました。仕方なくギブ美は、テイ子が持っていた資料のコピーを貸すようにお願いします。するとテイ子は、「えーいま忙しいんだけど」「だらしないんだから」とものすごく嫌そうに貸し出しました。
しかしよく見るとテイ子が持っていた資料は、コピーではなくギブ美の原本だったのです。無事解決したのはいいものの、ギブ美は他人が困ったときはあんな態度を取るテイ子に対してモヤモヤとした不満を抱くのでした。
読者からは「テイ子みたいな人、職場に1人いる!」「ものすごく既視感がある…」などの声があがっています。そこで、作者の人間まおさんに話を聞きました。
本人の自覚がないままテイカー気質になっている人は意外と多い
―『テイカー気質の人』について描いたきっかけについて教えてください
実体験や友人の話を聞くなかで、本人は自覚がないままテイカー気質になっている人が意外と多いことに気づきました。その一方で、そうした人との関わりに悩んだり傷ついたりしている人も多いのではないかと思い、この作品を描こうと考えました。
―人間まおさんが関わっていた人にも、このような『テイカー気質』の人はいらっしゃいましたか?
はい、実際にいたので距離をおきました。
―読者からはテイ子もギブ美に関しても、共感の多い作品でした
みなさん、テイカーでもギバーでもなくマッチャー(テイクとギブのバランスを取る人)になりましょう。
<人間まおさん関連情報>
▽同作の続きが読める電子書籍『自分のことしか考えていない同僚の話』(Amazon)
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