玄関扉に直接ポストの受け口が設置された『ドアポスト』。郵便が届いても家から出ずに受け取りが可能なメリットがある一方で、致命的な弱点も抱えているようです。漫画家・送達ねこさんの作品『深夜の不審者』では、作者の知り合いであるAさんの恐怖の体験談が描かれています。同作はX(旧Twitter)に投稿されると、約1万のいいねが寄せられました。
Aさんは社会人2年目の1人暮らしで、ワンルームの小さなアパートに住んでいます。ある日深夜に寝ていたところ、かすかな音で目が覚めました。Aさんは当時、仕事で神経が高ぶりたまに幻聴があったため「またか」と寝直そうとしますが、ふとトイレに行きたくなり電気をつけます。
すると、玄関のドアポストから知らない人の手が伸びており、バールのようなもので鍵をこじ開けようとしていたのです。
照明におどろいた犯人はそのまま逃走しましたが、Aさんはもしこのまま寝ていたらと思うとゾッとするのでした。その後、Aさんは引っ越します。
ドアポストは、ほかにも盗撮されたり、ゴミを入れられたりする可能性もあるようです。現在ドアポスト用の防犯グッズとして、落下口が下向きになるようなカバーもあります。こうしたワンクッションがあると、犯罪者が家に「警戒心」を感じてあきらめることもあるとAさんは知るのでした。
読者からは「これは怖すぎる…」「早速家族に知らせた!」などの声が寄せられています。そこで、作者の送達ねこさんに話を聞きました。
その後Aさん宅に不審者がやってくることはなかったが…
―同作を描いたきっかけについて教えてください
仕事で知り合った方から「想像もしないことだった。怖くて震えが止まらなかった」と体験を教えていただいたのがきっかけです。深夜、眠っている時にこんな恐ろしいことが起こるのかと私も驚きました。
―Aさんが引っ越されるまでの間、この件以外に被害やトラブルはなかったのでしょうか?
すぐに大家さんに相談しドアポストを塞いで、郵便は集合受箱へ配達する手配をされていました。警察もパトロールを強化したので不審者がまた来ることはなかったのですが、引っ越すまでは外で誰かに尾行されているような気がして神経が休まらなかったそうです。
―同作について、読者からのコメントで印象深かったものはありますか?
Xでは「ポストを点検した」「カバーをかけた」など読者様からの声が今も届いており、不審者への世の関心の高さを感じました。恐ろしい体験談ですが、こんなこともあるのかと防犯に役立てていただけたら幸いです。皆さん、どうか今一度、玄関周りなど確認され安全に過ごされますように。
<送達ねこさん関連情報>
▽X(旧Twitter)
https://x.com/jinjanosandou
▽pixiv
https://www.pixiv.net/users/85587035
『85円の遺言』
▽集英社オンラインにて連載中
https://shueisha.online/list/manga/yuigon
▽作品紹介ページ
https://shueisha.online/articles/-/257598