今年の夏も酷暑が予想されていますが、「夜も冷房を使いたいけれど、電気代が恐ろしい…」と頭を悩ませている人も多いのではないでしょうか。快眠グッズ紹介サイト『快眠ランド』を運営するムーンムーン株式会社(熊本市中央区)が実施した「夏の睡眠と冷房利用に関する実態調査2026」からは、現代の生活者が抱える、切実な「節電と快眠のジレンマ」が見えてきました。
調査は、全国の20〜60代以上の男女200人を対象として、2026年6月にインターネットで実施されました。
まず、「就寝時の冷房利用」について聞いたところ、「タイマー派」(36.5%)と「つけっぱなし派」(33.0%)が僅差で二分する結果となりました。
また、「電気代を気にして、本当はつけたい冷房を我慢したことがある」とした人は71.0%にのぼり、物価高や電気代の高騰を理由に、夏の快適な環境をあきらめている現実が明らかとなりました。
続けて、「夏の夜、暑さが原因で感じる睡眠の不調」を聞いたところ、「夜中に暑さで目が覚める」(17.3%)が最多となり、タイマーが切れた後に室温が上昇することで、夜中に強制的に起こされてしまう「中途覚醒」が多発していると推測されます。これが「寝つきの悪さ」(16.4%)や「朝までぐっすり眠れない」(15.2%)といった深刻な睡眠の質の低下へと繋がっている様子がうかがえました。
そこで、「快眠と節電を両立するための工夫」を聞いたところ、「扇風機・サーキュレーターを使う」(23.6%)、「設定温度を高め(28度前後)にして使う」(16.9%)、「冷感寝具(敷きパッドなど)を使う」(16.5%)が上位に挙がり、エアコン単体に頼るのではなく、周辺家電や寝具を効率よく組み合わせることで、電気代を抑えつつ涼しさをキープしようとする工夫が見られました。
また、健康や日中のパフォーマンスのために「睡眠の質(健康)を守るためなら冷房代をかけてもよい」と考える人は73.5%と多数派であるものの、「出費は許容したいが、実際の電気代を見て心理的に我慢してしまう」という生活者の苦しい胸の内が浮き彫りになっています。
ちなみに「今後、夏の睡眠環境のために最もお金をかけたいもの」としては、「エアコンの買い替え」(17.5%)より「扇風機・サーキュレーターなどの周辺家電」(23.5%)が多くなりました。
その一方で「特にお金をかけるつもりはない」(22.0%)とした人も多く見られ、ここでも「快適さは求めたいが、これ以上の大きな支出は避けたい」というコスト意識の高さが反映される結果となりました。
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同サイトによると、睡眠中の「中途覚醒」は自覚している以上に疲労回復を妨げ、日中の夏バテやパフォーマンス低下を引き起こす原因になるとのこと。
「節電」を意識するあまり健康を害しては本末転倒です。同サイトは、「熱帯夜はエアコンを『一晩中つけっぱなし』にするほうが、室温・湿度が保たれ、深い睡眠を維持しやすいものです。電気代が気になる場合は、設定温度を27〜28度と高めにする、サーキュレーターの併用で空気を循環させるなどといった対策で、体感温度を下げつつ消費電力を抑えられます」とアドバイスしています。
快眠と節電は、どちらか一方しか選べないものではありません。
「エアコンの設定温度は高めにして、朝までつけっぱなし」「サーキュレーターや冷感寝具を味方につける」という賢いアプローチを取り入れて、心身をしっかり休められる快適な夜を過ごしてみてはいかがでしょうか。
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【出典】
▽快眠ランド
https://intiinti.com/goodsleep/