みなさんは「見た目が良ければ、キャバクラやラウンジ、風俗店などのキャストはスグに売れる」と思いますでしょうか。答えは半分イエスで、半分ノー。もちろんルックスという名の“入り口”は重要ですが、最近はカワイイ女の子が当たり前のように存在しているため、どんなに美人でもスタイル抜群でも簡単に売れる時代ではありません。
むしろ見た目が良いと求められることが増える可能性も高く、より一層苦労するケースもあります。ではどんな人が夜職キャストとして売れない子になりやすいのでしょうか。5年間店で上位の売り上げをキープし続ける風俗店キャストのハツネさん(仮名・29歳)に話を聞きました(以下『』内、ハツネさん談)。
見た目以外の武器がない
『顔が良い子はお客さんの食いつきがいいので有利。でも中身がなければすぐに飽きられるので、結果的に売れないですよ』
やはりルックスは“入り口”として最高です。しかし、見た目が良くてもそれ以外の面白さがなければ、お客さんは指名を続ける理由を見出せません。「隣にいるだけでいい」といった人でないとすぐに顧客が離れるため、売れっ子とは程遠い状態になるのだとか。
出勤がまばら
『風俗は予約が基本なので、出勤がまばらでも問題ではないけど。〇曜日しか来れないみたいなお客さんもいますしね。いたりいなかったりすると予約もいれづらくて、取りこぼしも出るから売れっ子になりづらいです。
飲み屋の場合はノリと勢いで来るお客さんが多いから、“いつお店にいるか不明”はだいぶ痛手ですよ。有名キャストがフル出勤とか曜日固定するのは、指名を逃さないための秘訣ですから』
不安定なコが多い世界だからこそ、安定性が見えるだけで差別化を図れるのも人気者になる要素だそうです。
勤怠がボロボロ
『まぁこれは説明するまでもないですよね(笑)勤怠が悪い売れっ子はいない。売れない子はまずここがズタボロで、その割にお金がほしいというから……ほんと、不思議でしょうがない。
反対に出勤を安定させ、遅刻はしないなど当たり前のルールを守ると、売れっ子への道が開けます』
客への悪口が多い
夜のお店にはクセが強いお客さんも多く、キャストのストレスが溜まるのは当然のこと。悪く言いたくなるのも無理はありません。ただ、文句や悪口を頻繁に言っている人ほど売れないのだとか。
『たしかにムカツクことは多いですよ。それでも相手にしなきゃ商売にならないですから、いちいち真に受けてたら一向に指名は増えません。売れっ子はイラッとしても切り替えが早くてスルースキルが高いです。悪口を言わないように気をつけるのではなくて、そもそもそっちに労力を使わないです』
また人気者は顧客数が多く、1人いなくなっても支障がないからこそ固執しない=悪口を言うまでにも至らないのも関係するそうです。腹が立ってすぐに口に出すのは二流・三流。ホンモノの一流は細かいことにエネルギーを使わず、割り切る能力が高いと彼女は語るのでした。
性格が真面目過ぎる
『真面目っていいことですよ。どんな仕事にもひたむきさは必要なんですけど、夜の世界って常識を逸脱したお客さんもキャストも多いから、真面目過ぎるとそれについていけなくて、自分が壊れる。成績が良いコは真面目なんですけど、ちゃんと不真面目な一面を持ってますね(笑)』
ガッチガチの優等生タイプだとAとBを明確に分けたがり、ちょっとの非常識さえもスルー出来ないことが多いとか。ド真面目=カタいのイメージも強く、フランクさも売れっ子の秘訣ですから、まっすぐを貫きすぎると客ウケが悪いのも納得です。
『真面目な子って深く受け止めちゃうから本気でムカついて吐き出したくなる。でも売れっ子って程よく不真面目なので、“はいはい”と浅く受け取って右から左へ流せるんですよね。要するに“不真面目”って肩の力を抜くこと。売れない子はこの部分が驚くくらいヘタなんですよ。頑張らなきゃ、上手に喋らなきゃ、稼がなきゃ……が強すぎる、とかね』
◆たかなし亜妖(たかなし・あや)
元セクシー女優のシナリオライター・フリーライター。2016年に女優デビュー後、2018年半ばに引退。ゲーム会社のシナリオ担当をしながらライターとしての修業を積み、のちに独立。現在は企画系ライターとしてあらゆるメディアで活躍中。