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歓楽街は美女がゴロゴロ 男ウケの3要素は「隙あり」「ワガママ」「高嶺の花」 人たらしの猛者たちがシノギを削る【キャバクラ店長に取材】

たかなし 亜妖 たかなし 亜妖

ホストクラブやキャバクラ、大人のお店などのいわゆる夜職というのは、向き・不向きがはっきりしたお仕事で、売れる子には“ある共通点”が見られます。コミュニケーション能力の高さやルックスは何よりも大切ですが、武器が1つしかないようではダメ。瞬間的に売れても、継続をするには複数の要素が揃っていないと爆発は難しいでしょう。

結論から申し上げますと、キャストは「クセつよ(クセが強いの略)」だと売れやすく、反対に性格が良くて普通のコは、どんなに顔が良くても店内における“優等生”にはなれません。

夜職で売れる「隙あり」「ワガママ」「高嶺の花」

近頃はフォロワーの多いキャストに会いに行く“推し活”の一環で、夜のお店に通う女性が増えました。しかしメインターゲットはいつの時代も男性。異性ウケが良くなければ売れっ子への道は程遠いため、彼らのハートを射止めるのが仕事です。

どこか隙があり、ちょっぴりワガママ。でもルックスは最高で、高嶺の花という言葉が似合う……。昼の世界にいたらちょっぴり困るけれど、クセが強くて個性的な子こそ、歓楽街では人気を博します。つまり「ここでしか会えない」という価値が高ければ高いほどお客さんは寄ってきて、大量の札束も飛び交うということなんですね。

男性は隙がある女性には「イケるかも?」なんて思いますし、少しのワガママやお願いは大抵の人が好むもの(笑)。特に夜のお店にハマる人は頼られるのが好きなタイプが多いですから、お客さんを良い感じに振り回せるキャストでないと務まりません。

また高いお金を払って遊ぶのなら、日常生活では簡単に出会えない高嶺の花と接したいはず。歓楽街に美女はゴロゴロいるので容姿の良さだけでは戦えませんが、やっぱりルックスは必要不可欠です。

恋愛経験豊富&異性を知り尽くしたタイプはもう無敵

「隙がある」、「わがまま」、「高嶺の花」は、ぶっちゃけるとコツさえ掴めば誰でも手に入る要素です。普段はガードが堅くておとなしいけれど“営業スイッチ”が入れば甘えんぼ&わがままキャラができる!なんて人もいますし、見た目の良さはダイエットや手術で手に入りますから(苦笑)。これらは仕事を始めてからでも手に入れられるカード、といっても過言ではないため、後からついてくるものだったりもします。

実は「自然と売れるキャスト」とは、未成年の頃から恋愛経験が豊富で、異性との関わりが多かった子!某キャバクラの店長を20年務めるBさんは、「彼氏が途切れないタイプは本当に強いですよ」と語ります(以下『』内、Bさん談)。

『ずっと彼氏が途切れない子や、パートナーがいるのに他とも遊んじゃう子は男性の心を理解しているので、売れやすいですね。後者は世間的にダメですが(笑)、ちょっと軽い子=隙がある子はとにかく付き合いが良い。アフターに顔を出したり、少しだけでもお客さんに時間を割くフットワークの軽さに、みなさん心を刺激されるんですよ』

オトコ心を理解していることが、何よりの接客テクニックへと繋がるのだそう。確かに、勉強しよう!と気合いを入れるよりも、体験から学ぶ方がよっぽど現実味を帯びますからね。

もちろん、先ほど紹介した“後天的”や“ガッツリとしたキャラ作り”タイプも、売れるには売れます。しかしBさん曰く「自然と“人たらし”になれるのは、やっぱり恋愛ベテランタイプです」と言いました。

『まぁ……ちょっと遊び人気質と言いますか(笑)異性に遊ばれるのではなく、逆に振り回してきた側のコはオトコが夢中になるんですよ。頭の中が読めないから、逆に気になっちゃうみたいな。この手のタイプは計算していないのに“なんだか放っておけないポジション”にハマりやすいから、結果的に売れるんですよね』

確かに、キャラを作らずにハートを射止められるのは最強かも……。男ウケ抜群なのは夜職をする上で重要なポイントですからね。

一般社会では、なかなかお目にかかれない「クセつよ」だからこそ、歓楽街という独特な世界で爆発できるのでしょう。自分自身が商品なのだから、良い意味で尖っていて、他者と差別化できる部分がないと生き残れません。

◆たかなし亜妖(たかなし・あや)
元セクシー女優のシナリオライター・フリーライター。2016年に女優デビュー後、2018年半ばに引退。ゲーム会社のシナリオ担当をしながらライターとしての修業を積み、のちに独立。現在は企画系ライターとしてあらゆるメディアで活躍中。

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