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ガンプラの名機・ザクIIをアニメ塗り プラモがイラストに見える平面感に1万件超いいね 海外ユーザー「アフターは1000%良くなってる」「AIだろ」

そんでなライターズ そんでなライターズ

ロボットアニメの金字塔として、長きにわたり愛され続ける「機動戦士ガンダム」シリーズ。モビルスーツと呼ばれる機動兵器の中でも、シャア専用ザクIIの勇姿に多くのファンが胸を躍らせました。

そんな中、単に組み立てただけのシャア専用ザクIIを、筆とアクリル絵の具でアニメの世界から飛び出してきたように塗り上げるビフォーアフター動画が、Instagramで注目を集めています。塗装前はプラモデルらしいツヤのある質感でしたが、塗装後は黒い輪郭線や影、ハイライトが加わり、立体物でありながら平面のイラストのような仕上がりに。投稿には1万件を超える「いいね」が寄せられ、「マンガのコマから引き抜いてきたはずだ」といった驚きの声が届いています。

投稿したのはガンプラ制作の過程を発信している、けむしファクトリーさん(@plasticfactory_k)です。

動画に登場するのは、赤い機体で知られる「シャア専用ザクII」。塗装前はただ組み立てただけで、プラスチックの質感やパーツごとの色の違いがそのまま残った状態でした。そこから、筆でペイントを施していきます。まず機体全体のツヤを抑え、装甲の縁に黒い線を入れたうえで、光が当たる部分には明るい色を、影になる部分には暗い色を重ねていく工程です。完成後の姿は、実際には立体物であるはずなのに、まるでマンガやアニメの一場面をそのまま切り取ったかのような、平面的で不思議な見え方をしています。

けむしファクトリーさんによると、このようなアニメ風のタッチに仕上げる塗装は「アニメ塗り」「イラスト風塗装」と呼ばれているのだそう。実際の立体物に、あえて影色やハイライトを描き込むことで、見る角度によっては3次元のプラモデルが平面的なイラストのように見える技法です。今では、ガンプラ界隈でもポピュラーな塗り方になっているといいます。

今回のザクで特にこだわったのは、エッジ処理でした。

「ザクはガンダムなどの連邦軍機と違い、曲線主体の造形をしているので、通常よりもエッジが少なく、線の量をあまり増やせません。その中で、少ない情報量でより不思議な錯覚感を得られるように考えて、ラインやハイライトの配置を行いました」

制作にかかった時間は概算で10日間ほど。1日あたり1〜3時間の作業だったそうです。

仕上がった作品には、海外ユーザーから「After is literally 1000% better(アフターは文字通り1000%良くなってる)」「Perfection(完璧)」「It's AI(AIだろ)」など、完成度の高さに驚きの声が多数寄せられました。中でも「うそをつくな、マンガのコマから引き抜いてきたはずだ」というコメントは注目を集め、76件のいいねがついたといいます。

小学生のころからガンプラに親しんでいたというけむしファクトリーさんですが、アニメ塗りを本格的に始めたのは社会人3年目だった2021年ごろのこと。

「仕事で少し行き詰まって悩んでいたときに、『何か気分転換にならないか?』と考え、昔から好きだったガンプラを手に取りました。当時はエアブラシを引っ張り出す気力がなく、筆と水とアクリル絵の具だけでできるアニメ塗りにひかれたのがきっかけです」

主に使っている塗料はターナーのアクリルガッシュで、「多くの人が学校の授業で触ったことのあるような、身近な絵の具です」と説明。そのほか、クレオス、タミヤのスプレー塗料やビン塗料も使用。エアブラシよりも、準備や片付けがしやすいスプレー塗料を使うことが多いそうです。

「筆はナムラのPCセーブルという絵画用の絵筆を愛用しています。使用感に対して手に取りやすい価格帯のため、早めの筆交換に踏み切りやすく助かっています」

多いときには1カ月に3〜4体を制作することもあるという、けむしファクトリーさん。

「1つ作るごとに、前の作品より少しでも変化やステップアップを感じられるよう、意識して塗っています。これからも、その成長を楽しんでもらえたらうれしいです」

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