鮮やかな青色をした珍しいカエルが、島根県邑南町の瑞穂ハンザケ自然館で飼育されている。皮膚にある色素細胞の欠乏が理由とみられ、同館は神秘的な姿から「しあわせの青いカエル」と称して公開し、「きれいな青色とかわいらしい姿を見て癒やされてほしい」と呼びかけている。
全国に広く分布するニホンアマガエルで体長約4センチ。青く澄んだ空のような体色をしており、同館入り口横に設置されたケースの中でおとなしくしている。
同館の田口勇輝学芸員(45)によると、通常、カエルの皮膚には黄、青、黒色の3色の色素細胞があり、特に黄、青色により体色が緑に見える。この個体はなんらかの要因で黄色の細胞が少なく、青色に見えるという。
自然界では目立つため、鳥などの外敵に襲われやすく、発見されるのは珍しい。町民が5月に見つけ、神秘的な姿をより多くの人に見てもらおうと同館に持ち込んだという。
田口学芸員は「身近で見慣れたカエルだが、これを機にあらためてカエルの姿を観察し、興味を持ってもらえればうれしい」と話した。体色は時間経過で緑色に戻る可能性もあるという。
休館日は月、火曜と、祝日の翌日。入館料は高校生以上310円、小中学生160円。