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タンカー船の配管に「わざと弱く壊れやすい鉄」を使う理由 全部ステンレスを使うと何百万円の機械が…

まいどなニュース調査部 まいどなニュース調査部

日常生活で何かを選ぶときって、「頑丈なもの」「壊れにくい素材」を選びますよね。 でも、過酷な海の上をいく巨大なタンカー船の世界には、なんと「わざと弱く、壊れやすく設計されている配管」があるんです。この驚きの事実を紹介して話題になっているのが、タンカー船の船会社・東幸海運株式会社の公式X(@tokokaiun)です。

最強の配管にすると何百万円の機械が溶ける!?

タンカー船の中には海水が通る配管がありますが、実はその配管の一部は、なんと「わざと弱い鉄」で設計されています。「全部ステンレスの強い配管にすればいいのでは?」と思ってしまいますが、公式によると「配管を強くしすぎると、なんとつながっている何百万円もする機械(造水器やプレートクーラー)の方が代わりに溶けてしまうという恐ろしい現象(電食)が起きます…!」とのこと。そのため、階をまたぐような長い配管はビニールコーティングなどで守りつつ、あえて「交換しやすい1箇所」だけを弱くして身代わりにしているそうです。

この驚きの現象に対し、コメント欄では、「犠牲陽極ですね。あえて弱いところを(定期メンテする前提で)作って、他の部分を保護する」 「『わざと壊れるところを作っておく』という考えですね。身近なものにもありますね」 などの納得の声や、さまざまな質問が寄せられていました。

Q. この部分はどれぐらいの時間で交換になるのですか?
東幸海運公式Xの返信: 「だいたい2年間持つんですけど、早ければ1年間ちょっとで漏れてしまうので、使うときには予備も作ってます」

Q. 全てが同じ素材なら、そもそも電食は起きないと思うのですが、違うのでしょうか?
東幸海運公式Xの返信: 「現実的に同じ材質で全部作るなんてことは、できないのです。ポンプはポンプメーカーがステンレスなどを使って作りますし、造水器は造水器メーカーがチタンのプレートを使って作ります。結果的に、電気的な弱点ができてしまうのが現場です。もしできたとしても、どこに穴が空くか分からない、非常に危険な状態になるのです」

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