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「今日の髪型おしゃれね」出かけるときにいつも玄関で声掛けしてくれた祖母の思い出 大人になった今だからわかる祖母の思いやりとは?【漫画】

海川 まこと 海川 まこと

人と人との絆を深めるものは、『声かけ』なのかもしれません。漫画家の杉村さんが『おばあちゃんin玄関に気づいた!』と称して投稿した作品では、作者とその祖母の何気ない日常のやり取りが描かれています。同作はX(旧Twitter)に投稿されると、約1.2万いいねもの注目を集めました。

小学生のころの作者は、いつも出かける際には祖母へ声をかけていました。すると、祖母は玄関まで一緒に付いてきて「そのくつ、すてきな色ね」と作者に話しかけます。

しかし、作者は中学生になると反抗期になり、祖母へ話しかけずに家を出ようとします。それでも祖母は玄関前にやってきて、「今日の髪型、おしゃれね」と作者に声をかけるのです。

高校生になっても祖母は変わらず玄関前にやってきて、作者の服を褒めます。しかし数年後、祖母は亡くなってしまいました。玄関の前に座っても、今となっては誰も声をかけてくれる人はいません。

作者は、なぜ祖母は毎日玄関まで来てくれていたのかを考えました。家の外の世界に出ると、車や人など色々なことに気を付ける必要があります。つまり、外の世界では家のなかよりも『強い自分』でいなければならないのです。

祖母は、いつも家と外の境界線である『玄関』でポジティブな言葉をかけてくれました。その声かけのおかげで、作者は少しだけ強くなれて外の世界へ飛び出せたのかもしれない、と考えるのでした。

読者からは「褒めるって素敵!」「自分も前向きな声かけを心がけようと思う」などの声があがっています。そこで、作者の杉村さんに話を聞きました。

自分の心の支えの原点を思い出す意味で描いた

―同作を描いたきっかけについて教えてください

我々夫婦には子どもがおらず、さらに二人ともうつや不眠など心身の不調に悩んでおります。そんななかでの、自分の心の支えの原点を思い出す意味で、私を育ててくれたおばあちゃんの話を描きました。

―普段のおばあちゃんは、どのような人物だったのでしょうか?

おばあちゃんは戦後にジャズミュージシャンと結婚し、3人子どもをもうけ、そして離婚し、女手ひとつで子どもたちを育てました。大変苦労が多かった人です。なので、厳しさも優しさも、そして「人として大切なこと」を理解している人でした。

―おばあちゃんとの絆も素晴らしい作品でしたが、奥様との絆も分かる素晴らしい作品でした

ほかにも妻を含めた私の家族についての漫画、メンタルヘルスについての漫画、あと私は学生のころ不良だったので、不良をモチーフにした漫画などを描いています。すべてに共通するテーマは「生きづらさ」と「安心できる場所」です。よければ見てもらえたら嬉しいです。

<杉村さん関連情報>
▽X(旧Twitter)
https://x.com/sugiyan1192
▽note
https://note.com/yuki1192

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