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京都で外国人が相撲体験できる相撲レストランが大盛況 元大相撲力士やアマ王者がインバウンドに胸貸す ちゃんこも堪能

陰山 篤志 陰山 篤志

 京都市中京区烏丸通二条上ルのビジネス街にある「相撲庵京都」が訪日外国人客(インバウンド)でにぎわっている。大相撲経験などがある力士が本格的な取り組みを見せるほか、来場者にも胸を貸す。

 相撲が五穀豊穣(ほうじょう)を願う神事に由来することなど、相撲や日本文化の一端も学べるとあって、人気上昇中という。

 運営企業の福未(中京区)の石田和也さん(44)によると、今年2月にオープン。相撲という伝統文化を外国人などに伝える上で、伝統がある京都がふさわしいと考えた。

 力士は複数人おり、大相撲の幕内で活躍した力士や、アマチュアのチャンピオンなど、実力派ぞろい。これまで東京で飲食関係を手がけてきた中で得た相撲関係者との人脈を生かしているという。

 力士は巨体同士による激しいぶつかり合いや投げ技でけがをして、引退を余儀なくされるケースが少なくない。再就職が難しいケースもある。相撲庵の展開で、セカンドキャリアを支援したい考えもあるという。

 当初は知名度不足だったが、桜のシーズン辺りから客足が上向いた。

 公演では、まず相撲の歴史を概説。神事であることや、相撲の神とされる野見宿禰(のみのすくね)について紹介するほか、禁じ手や力士の食生活を説明する。観覧者が土俵周辺に集まり、一緒に塩をまく趣向もある。解説は英語で行う。

 力士が本格的な取り組みを披露する。最前列は土俵まで1~2メートルで、迫力十分だ。

 特に盛り上がるのは、観覧者との取り組み。慣れないまわし姿を互いに見るだけで大笑いが起きる。いざ立ち合うと、欧米系の大柄な男性が顔を真っ赤にしながら押しても、力士はまるで動かない。力士が涼しげな表情で、「プッシュ(もっと押して)」と言うと、会場がどっと沸く。

 公演は1時間半から2時間ほどで、ちゃんこ鍋や酒を味わいながらじっくり堪能できる。力士との写真撮影も可能だ。

 口コミでは「日本旅行のハイライト」といった評もあり、好評という。

 石田さんは「今後は日本人客も開拓したい」と意気込む。福未社長で妻の優妃さん(30)は「臨場感があり、力士とふれあえるのが魅力。思い出を持ち帰ってもらえたら」と願う。

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