ドイツのパン屋での接客事情がうかがえるエピソードが、SNS上で大きな注目を集めている。
「ドイツのパン屋で怒られる#ドイツ在住日本人フツー飯 外伝」
と、自身の体験をつづった漫画を紹介したのは、ドイツ在住のデザイナー、いまがわさん(@i_magawa)。
複数の商品名を伝えたら「覚えられないから、私が取ってから1個ずつ言って!?」と怒られ、会計時にお札を出したら「朝のパン屋に釣りがたくさんあると思うのか?次からは小銭を用意してくれ」と怒られ…。日本では店員が思っても口に出さないようなことだが、ドイツではそうはいかなかったというカルチャーショックが、よく伝わる内容だ。
いまがわさんに、お話を聞いた。
――ドイツ人の接客スタイルとは、どんなものなのでしょうか?
いまがわ:ドイツは私含め外国出身の方や、親が移民というケースも多いため、一概に「ドイツ人はこう!」とは言えないのですが、実際に住んでいて感じるのは、日本よりも「客と店員は対等」という感覚は強いです。必要だと思ったことは、お互いにはっきり指摘します。私自身、日本で接客をしていたときにお客様から理不尽に怒られ、ただ言葉をのみ込むしかなかったことがありました。そう考えると「それはおかしい」と店員側が伝えられる関係性は、ある意味健全だなと感じます。
――店舗でなにか伝える際、心がけておられることはありますか?
いまがわ:基本は一つずつはっきり伝えたり、数が多い場合は「全部で◯個買うんだけど〜」など、最初にワンクッション入れています。店員さんによっては、全部注文聞いてから袋詰めする方もいるので、臨機応変にやっています。何かしくじったとしても「まあ、そういうときもある!」と、気持ちを切り替えるのが大事です。
――ご投稿に対し、大きな反響がありました。
いまがわ:想像していたより多くの方に読んでいただき、うれしいです!「人種差別では…?」というコメントも見たのですが、ドイツ人相手でも怒っているのを見たことがあるので、今回の件は違うかなとは思います。日本に比べるとトラブル遭遇率は高いかもしれませんが、実際そんな毎日、トラブルが起きるわけではありません。日本でも暗黙の了解があるのと同じで、「これがドイツの洗礼か」くらいに受け取っていただけたらと思います。
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SNSユーザーからは「日本では個人タクシーのおっちゃんとのやり取りで、こんな感じのがある」「これが健全だよな。日本は店員がていねいすぎて下手に出るから、カスハラが減らないんだよ」「信じられないのも仕方ないのですが、差別じゃないか?ってコメントありますけど、ドイツ人に対してもそうです。みんな一つずつ言います。 目の前の(ドイツ人の)おじいちゃんが、『こんにちは』ってあいさつせず注文しようとして『まずはあいさつ!』とドヤされた現場にも遭遇したことあります。そんな国です 」など、数々のコメントが寄せられた今回の投稿。
いまがわさんは現在、ドイツに引っ越してすぐのエピソードをまとめた連載マンガ『日本人家族、ドイツに住む』をKindleで公開中。今回の投稿のようにドイツの気質や魅力が伝わる興味深い内容なので、ぜひご覧いただきたいと思う。
【いまがわさん関連情報】
▽Xアカウント
https://x.com/i_magawa
▽公式ブログ
https://www.imagawa.tokyo/
▽Kindle『日本人家族、ドイツに住む』
https://www.amazon.co.jp/dp/B0FN2CD6TG