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「噛むからいらない」と放置された犬、排泄物と泥にまみれた“異様な塊” 汚れを洗い流すと一変…甘えん坊に!

そんでなライターズ そんでなライターズ

「噛むからいらない」と山に捨てられそうになっていたトイプードル。排泄物と泥で全身が毛玉に覆われていた姿から、丁寧なケアを経て、仲間と雪の上を走り回るまでに変わっていく動画を、保護活動を行うカノンアニマルレスキューの新田さん(@canon.animal.rescue)がTikTokに投稿したところ、「救ってくれてありがとう」「泣けちゃった」と4万件を超える"いいね"が集まりました。

動画の冒頭、ケージの中にいるトイプードルは顔まわりの毛で目元が隠れ、どんな表情をしているのか分かりません。室内に移すと、脚や腹部の毛は絡まり合い、排泄物で汚れた部分も見られました。

新田さんが固まった毛玉をバリカンで少しずつ剥がしていくと、隠れていた目と鼻が徐々に現れます。さらにシャンプーで数年分の汚れを洗い流し、ブラッシングを終えると、まるで別の犬のようなかわいらしい姿になりました。

カノンアニマルレスキューの新田さんは、障がいを持った子や家族が見つかりにくい子を引き取り、個人で保護活動をしています。この犬に初めて会った時の印象について、新田さんは「泥と排泄物で固まった毛玉に全身を覆われ、どこに目があるのかさえ分からない"異様な塊"のような姿でした」と振り返ります。

「鎧(よろい)」のように固まった毛玉をバリカンで剥がしていく作業は、犬にとっても大きな負担だったそうです。お尻まわりなど痛みがある場所は嫌がったため、声をかけながら時間をかけて解きました。本来の姿がようやく現れた瞬間、新田さんは「重くて痛かったね、頑張ったね。本当はこんなにかわいい顔だったんだね」と言葉をかけたといいます。

以前の飼い主は「噛むからかわいくない」と、この犬を外に出してしまったそう。しかし新田さんは、噛む行動は適切なしつけがなかった中での精一杯の自己防衛だったのではないかと考えています。実際、保護されて安心できる環境に移ると、驚くほどすぐに甘えん坊な一面を見せるようになりました。

「ただ、ありのままの自分を受け入れてくれる人をずっと待っていただけだったんだと思います」

動画の後半には、仲間の犬とじゃれ合ったり、人の膝に寄り添って気持ちよさそうになでられたりする姿が映されています。雪の上を耳を揺らしながら走り、カメラに向かって駆けてくる表情は、保護当初の姿からは想像できないほど生き生きとしていました。 

「彼が『犬として当たり前の幸せ』を初めて知った瞬間だったはずです。私の方が勇気をもらい同時に切ない気持ちにもなりました」

投稿には、「本当に良かったです」「救ってくれてありがとうございます。私、何も関係ないけど1人のワンちゃんが幸せになった姿を見て、私もとても幸せな気持ちになりました」といった声も寄せられました。

この犬はその後、カノンアニマルレスキューで一番仲良しだった子と一緒に、ペアで里親のもとへ迎えられたそう。新田さんは、安易に犬を購入した結果、成長後の行動に対応できず捨てられるケースが後を絶たないと話します。

「保護犬を迎えるという選択肢が当たり前になってほしい。助けを待っている命がたくさんいることを知ってほしいです」

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