保険総合ポータルサイト『HOKENO』を運営する東京海上日動火災保険株式会社(東京都千代田区)は、このほど「親の『もしも』に対する備え」に関する意識調査を実施し、結果を発表しました。それによると、親の看取りをしたことがない人の約6割が「今まで『もしも』の会話をしたことがない」ことがわかりました。本記事では調査結果とともに、同社が作成した「親子でもしもに備えるためのTODOリスト」も紹介します。
調査は、全国の20〜60代の男女1030人(親の看取り経験者・未経験者各515人)を対象として、2025年11月にインターネットで実施されました。
まず、親の看取り未経験者に「親の『もしも』への備えがどれくらい重要だと思いますか」と聞いたところ、「重要である」とした人は83.7%にのぼりました。
そこで、「親の『もしも』に備えるために行動したこと」を聞いたところ、「資産状況を聞いた」(28.9%)や「葬儀やお墓の希望を聞いた」(24.5%)といった回答が見られたものの、「あてはまるものはない」(48.0%)が最も多くなりました。
この結果を踏まえて経済評論家・マネーコンサルタントの頼藤太希氏は「お金のことを聞くのは難しいもの。重要なのは『自分が遺された時にどうなるか』という子の視点を親に正直に伝えることです。親世代もかつて祖父母(子から見て)の相続を経験しているはずですので、誕生日や血液型などの基本情報、預貯金、銀行印、暗証番号といった資産情報に関するTODOリストを一緒に埋めていくことから始めてみましょう」と提案しています。
また、「『もしも』の備えについて、親との会話状況」については、「今まで会話をしたことはないが、今後会話をしようと思っている」(46.0%)と「今まで会話をしたことがなく、今後も会話をしようと思わない」(15.1%)を合わせた6割以上で、親の『もしも』の備えについての会話が十分にできていない実態が判明しました。
では、なぜ重要だとわかっていながら会話ができないのでしょうか。
その理由として、親の看取り未経験者の52.0%が、『もしも』の話をすることで「親の気分を害してしまいそう」「ネガティブな気持ちにさせてしまいそう」と不安を感じていることが明らかになりました。
他方、実際に親を看取った経験者に「備えの不足による困りごと」を聞いたところ、「資産状況を十分に把握できていなかったこと」(22.7%)、「もしものことがあったときの連絡先リスト」(13.9%)、「葬儀やお墓の希望」(12.1%)が上位に挙げられました。
◇ ◇
【出典】
▽HOKENO(ホケノ)
https://hokeno.tokiomarine-nichido.co.jp/