親が亡くなったときに不安なこと…3位「自分のメンタル」、2位「不動産の処分・管理」

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みなさんは、自身の親が亡くなった場合、どのようなことに不安を感じているのでしょうか。親が健在の全国の10~60代の男女500人(女性276人・男性224人)に調査をしたところ、約7割の人が「終活について親と話したことがない」と回答しました。また、親が亡くなったときに不安なことは「相続・金銭面の手続き」が最も多かったそうです。

株式会社AlbaLink(東京都江東区)が運営する『訳あり物件買取プロ』が、2022年12月にインターネット上にて実施した調査です。

まず、「終活について親と話したことがありますか」と聞いたところ、68.6%の人が「ない」と回答し、親が亡くなった場合の漠然とした心配事はあるものの、まだ「自分ごと」「現実のこと」として捉えていない人が多いことがうかがえました。

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また、「終活について親と話したことがない」と回答した343人に「話さない理由」を聞いたところ、1位は「親がまだ元気」(33.5%)でした。次いで、2位「機会がない」(19.8%)、3位「話しにくい」(15.5%)、4位「親が嫌がる・嫌がりそう」(13.1%)といった回答が上位に並びました。回答者からのコメントは以下の通りです。

【1位:親がまだ元気】
・まだ若いので親が死んでしまうと思えず、終活の話はしたことがないです(28歳女性)
・父も母も70代だが、病気することもなく元気なので。両親の姿を見ても、まだ「死」が連想できない(48歳女性)

【2位:機会がない】
・離れて暮らしていて、改めて話す機会がない(44歳女性)
・大事なことなのでしっかりと話し合いたいが、まとまった時間が取れない(32歳男性)

【3位:話しにくい】
・最近孫ができて幸せそうな親を見ていると、終活の話はできないです(26歳女性)
・老い先短い90歳の親に、死んだときの話をするのは可哀想に思える(60歳女性)

【4位:親が嫌がる・嫌がりそう】
・私からは聞くのですが、親が怒るのでなかなか話ができません(49歳男性)
・親自身が死について語ることを「縁起が悪い」とタブー視しており、終活を話題にしたら機嫌が悪くなります(53歳女性)

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続いて、全回答者に「親が亡くなったときに不安なこと」を聞いたところ、1位は「相続・金銭面の手続き」(230人)でした。次いで、2位「不動産の処分・管理」(158人)、3位「自分のメンタル」(75人)、4位「お葬式の挙げ方・費用」(71人)といった回答が上位に並びました。回答者からのコメントは以下の通りです。

【1位:相続・金銭面の手続き】
・相続について、兄弟が多いのでどんな感じになるのかと思う(23歳男性)
・親が住んでいる家と土地が亡くなった曾祖父名義で、同じ敷地内に親戚宅も建っているために、土地の分割などの話し合いが必要になりそうで不安(39歳女性)
・親の持ち家(貸している)と今同居している家(夫と父の名義)があるので、相続税がいくらかかるのか不安(52歳女性)

【2位:不動産の処分・管理】
・家の処分。田舎で不便な場所にあり、建物も古くなっているので売れないと思うから(34歳女性)
・地方に住んでいるので、家の処分に困ると思う。不便な場所で古い家なのでわざわざリフォームして住もうとは思わない(50歳男性)

【3位:自分のメンタル】
・心のよりどころがなくなること(25歳男性)
・独身のため、家族がいなくなる(37歳女性)
・精神的に、親の死を乗り越えられるか心配です(42歳女性)

【4位:お葬式の挙げ方・費用】
・長男なので、葬儀が不安(25歳男性)
・お葬式をする際に、誰に声をかけるか(36歳女性)
・希望する葬儀の形式を聞けていない(48歳男性)

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調査を実施した同社は「終活に消極的な親に対しては、まず『終活が前向きなものであること』『お互いにとって役立つものであること』を理解してもらいましょう。話しにくい話題ではありますが、きっかけを見つけて話し合ってみることをおすすめします」と述べています。

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