「さぁ配達だ」――食事の支度がつらくなってきた高齢の母のために手作りのお弁当を作り、車で届けている娘の投稿がThreadsで反響を呼んでいます。ある女性が投稿した彩り豊かなお弁当の写真に、「なんて親孝行」「お母さん幸せですね」と1.2万件の“いいね”が集まりました。
投稿したのは、もうすぐ80歳になる母を持つ、maki-chiさん(@makichi226)。お弁当は、一人暮らしをしている80歳前の母のために作ったもの。実家までは車で小1時間ほどの距離で、普段は2週間に1回ほどのペースで訪れているといいます。必要なものを事前に聞き、手作りのお弁当とともに届けているそうです。
「田舎暮らしの母の味付けはいつも『しょうゆ味』ばかりなんです。なので、母が普段自分では作らないようなおかずを作り、味付けがかぶらないように工夫しています。その方がいろいろ楽しめるかと思って」
昔は母とよく喧嘩をしていたというmaki-chiさんですが、「最近は母から『ありがとう』がたくさん出てきます」と今では良い関係が築けていると話します。
「お弁当を持っていくと、『ありがとう。ありがとう。ごめんなぁ』と喜んでくれます。何でも『わぁー』と言いながら喜んで食べてくれるので嬉しいですね」
この投稿の翌週には、母の誕生日会をしたといいます。maki-chiさんが子供の頃から、誕生日には必ず作ってくれていたというのが「お赤飯」。今年はmaki-chiさんが母のためにお赤飯を作ってあげたそうです。
「翌週にお赤飯を作ってお弁当にして、ケーキも一緒に持っていきました。私の娘も一緒に3人で誕生日会をして、母の笑顔も普段より多く、久しぶりに賑やかな食事になったと思います。母は『お赤飯を引き継いでくれて、嬉しいわぁ』と言ってくれました。母は蒸し器で作ってくれていましたが、私は炊飯器で。今時の炊飯器は上手に作ってくれますね」
かつてはmaki-chiさんにとって「守ってくれる人」だったという母。今はその関係が少しずつ変わってきていると感じているそうです。
「ここ半年ほどで見た目も痩せてきたり、あまり自分に構わなくなったり。物忘れが増えたり、膝が曲がりにくくなったり…。こちらの理解が追いつかないくらいの変化がありました。自分が元気だから親も同じように元気だと思ってしまっていましたが、そうではないと実感しました。母は以前は守ってくれる人でしたが、これからは私が守ってあげたい人になりました」
投稿には同じ境遇の人からもコメントが多く届き、離れて暮らす親の食事についての工夫を教え合うやりとりも生まれたそうです。maki-chiさんは今後についてこう話しています。
「娘があと2年で進学して家を出るので、そのタイミングで実家に帰り、母の仕事を取り上げすぎないようにしながら、一緒に暮らせたらと思っています」