「アンジュルム」や「ZOC(現ZOCX)」のメンバーとして、アイドルシーンの第一線で活動してきたカンナギマロが、新たにアイドルプロデューサーとしての一歩を踏み出した。
現在は新グループの立ち上げと、オーディションを進行中だ。 「バズ」や「距離の近さ」が重視されがちな時代において、彼女が掲げるのは“ライブと音楽で評価されるグループ”。その背景にある経験と覚悟、そしてこれから出会うメンバーへの思いを聞いた。
ーー今回、プロデューサーとして新グループを立ち上げた経緯を教えてください。
カンナギ:現役時代から「アイドルが好きなアイドル」という感じで活動してきて、プロデュースをしてみたい夢がずっとあったんです。
今後の人生について考えたときに、いつかはプレイヤーじゃなくプロデューサーの方に回りたいと思っていました。30歳になったタイミングで、ふと直感で「今年アイドルを作ろう」と思ったんです。そのために何か一歩動こうと思ったタイミングでお声掛けいただいて、直感とタイミングを大事にしてきた人生だったのもあり、すぐにやろう!と決めました。
ーーそもそもプロデュースに挑戦しようと思ったきっかけは?
カンナギ:21歳の時にアンジュルムというグループを卒業したのですが、卒業コンサートのメドレーを一から作らせていただいたんです。現役メンバー全員と2人ずつ歌っていくメドレーだったのですが、一緒に歌う子のことを自分のことよりも考えながらセットリストを組んで、それをとても評価していただけて。自分が褒められるのとは違う、うれしい感覚があって。こういうことが好きなのかもしれないと思ったのが、きっかけでした。
ーー現在構想されているグループのコンセプトや、目指している方向性について教えてください。
カンナギ:今の時代ってSNSが普及していることもあって、距離の近さが求められていたり、会えることに価値を感じてる方がいらっしゃると思うんですけど、このグループはライブや音楽に価値を感じてもらえるグループを作っていきたいと思っています。
ーーこのようなコンセプトになった理由は?
カンナギ:最近のアイドルを見ていると、めちゃくちゃ可愛いけど、可愛いという印象だけで終わってしまうなと思っていて。私自身、SNSでバズっているものは見ていますし、それを好きになることもあります。でも、そのバズったものって、2〜3年前めちゃくちゃ好きだったものでも今、全然覚えてなかったりするんですよね。
逆に話題になっていないものでも、10年以上前に好きになったものって、ずっと心に残っていたりする。それが今の時代、評価してもらえるものかは分からないけど、目先のバズとか数字に目がくらむよりかは、しっかり着実に力をつけていきたいです。努力してパフォーマンスを認めてもらえるようなグループにしたいと思っています。
ーー音楽の方向性は?
カンナギ:ジャンルに縛られず、幅広く挑戦したいです。そんな中でも、かっこいい音楽がやりたいと思っています。サウンドがバキバキでロックだからかっこいい、というだけじゃなくて、可愛い曲でも突き詰めたら「かっこいい」になると思うんです。流行やトレンドもあると思うんですが、その曲ごとに突き詰めて、自分たちなりのかっこよさを作っていけたらと思っています。
ーーこれまで活動してきたグループからの影響はありますか?
カンナギ:メジャーアイドルも地下アイドルも経験させていただいたので、どちらもいいところもあったし、悪いところもあったと思っています。表に見える部分も、裏側もいい部分はしっかり反映していけたらと思っています。
アンジュルムはSNSをほとんどやっていませんが、反対にその後で加入したZOCは、SNSにとても力を入れていたグループでした。画像を上げるだけで、数万いいねがつくような世界だったんです。そこでフォロワーもいいねも増えたけど、正直ライブに足を運んでくださる方の数は、アンジュルムの時の方が多かったなと感じていて。SNSに力を入れることももちろん必要ですが、ライブを観て好きになっていただくことが一番大事なのかなと思っています。
ーーオーディションが開催されますが、求めるメンバー像はありますか?
カンナギ:経験値は重要じゃなくて、アイドルが好きという気持ちが強い子と一緒にやりたいなと思います。ガツガツしてて、誰かを蹴落としてまで入るぞっていう気持ちで来てほしいです。
私も、初めてアイドルやった時はそういうマインドが強くて。アイドルを始めた頃は完全に未経験で、ダンスを習ってる子やスクールに通ってる子もいる中で、実力ではかなわなかったんです。その子たちが何年も積み上げてきたものに勝てたのは、気持ちしかなかった。特別生まれ持って才能があるわけではなかったけど、気持ちと気合だけで乗り切れるし、立ち向かえると思っています。
ーーカンナギさんがそこまで強い気持ちを持てたわけは?
カンナギ:当時小学生で、モーニング娘。が好きって気持ちは誰にも負けたくないと思っていたんです。それを証明するには、ハロプロに入るしかないって気持ちでした。
私自身、今はそこまでの強い気持ちを失ってしまったなと思うのですが、そうやってガツガツしてたから夢を手に入れられたと思ってて。歌やダンスが未経験だとしても、気持ちがきっかけで上手になったりする。強い気持ちが一番大事だと思っています。
ーー改めて、どんなグループにしたいですか?
カンナギ:最近のアイドルに距離の近さが求められている中で、私が小さい頃に憧れていたアイドルは会える機会がなかったし、認知ももちろんされていなかったけど、ずっと心に寄り添ってくれる存在だったんです。
その存在があったからこそアイドルになりたいと思ったし、今はアイドルを作るところまで来ることができたと思っています。誰かにとっての、そんな存在になれたらと思っています。ちょっとでも生活や心が明るくなれる存在になれたら、うれしいです。
あとは、私はアイドル最後のライブを日本武道館で開催させていただいたんです。アイドル人生、それを目標としていて、叶えられたので、それからずっと目標がない状態で歩いてきました。自分の作るアイドルは、それよりさらに大きな景色を見てほしいと思っています。
ーー応募を迷っている方へ、メッセージをお願いします。
カンナギ:ちょっとでも迷ったら応募してほしいです。私自身、これまでの人生いいことや正しいことだけじゃなくて、失敗や反省が多いです。それでも続けてこられたのは、周りの人に恵まれてきたことや、応援してくれた人が認めてくれたり、許してくれたりしたからだと思っています。
今までの人生で失敗や、消したい過去がある子がいても、そこを否定はしたくなくて、まるっと含めて正解にできるようなグループにしていけたらいいなと思います。見返したいって気持ちでもいいし、純粋にアイドルになりたいっていう気持ちでも、何か気持ちを持ってオーディションに来てくれてたらいいなと思います。
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プロデューサーとして新たな一歩を踏み出したカンナギマロ。 これから出会うメンバーとともに、どんなグループを形にしていくのか、今後の動向に注目が集まる。
関連情報
カンナギマロXアカウント:https://x.com/maro_kannagi
カンナギマロアイドルプロジェクトHP:https://kirari-ent.com/audition/kannnagimaroproduceidolproject
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