有事の際の避難所での生活について、不安を感じたことはありませんか。災害時の避難所生活に関するアンケート調査で、回答者の86.0%が「トイレ」についての不安を持っていることが明らかになりました。
この調査は、株式会社AZWAY(東京都新宿区)が、10代〜70代の男女300人を対象として、2026年1月にインターネット上で実施されました。
避難所生活で不安に思うことは?最多はトイレ
「避難所生活で不安に思うこと」を複数回答可能な形式で聞いてみたところ、最も多かったのが「トイレ(衛生・数・混雑)」で、実に86.0%(258人)の人が不安を抱いているという結果となりました。
続いて「プライバシー不足(着替え・授乳・生理など)」が76.3%(229人)、「暑さ/寒さ(空調・毛布・換気)」が70.7%(212人)、「睡眠(床の硬さ・騒音・照明)」が66.7%、「清潔維持(入浴・清拭・洗濯・下着・生理用品など)」が63.3%と、さまざまな不安の声が寄せられました。
9割近くがトイレに関しては心配を抱いており、いかに避難所での衛生環境が重視されているかがわかります。また、プライバシーについても8割近くが心配と回答しており、仕切りのない体育館では着替えや授乳、オムツの交換などへの不安が強く現れるかたちとなりました。
不安を減らすために避難所に必ず欲しい設備・運用は?「トイレ改善」と「仕切り」が突出
避難所生活での不安の軽減のために欲しい施設や運用について尋ねたところ「トイレの衛生・数の改善」が84.7%(254人)で1位となりました。
続いて「仕切り・個人スペースの確保」が81.3%(244人)、「空調/防寒・暑さ対策」が61.3%、「清潔支援」が57.3%、「感染症対策」が56.0%とさまざまな声が出ました。
やはりトイレ問題は多くの人にとって強い不安事項となっており、衛生状態や数の改善を望む人が84.7%と最多でした。また、仕切り(パーテーション)によりプライバシーの保護、個人スペースの確保をしてほしいと考える人も81.3%と高い水準で存在しています。
「現在用意できているもの」は水・ライトは6割超だがストレス対策は1割前後
さらに、避難所生活に備えて用意できているものについてのアンケートでは、「飲料水」が63.3%(190人)を得票し1位となりました。
続いて「懐中電灯/ヘッドライト」が62.3%(187人)、「マスク/消毒液/ウェットティッシュ」が58.0%、「モバイルバッテリー/充電ケーブル」が51.3%、「食料」が47.7%となりました。
飲料水や懐中電灯については6割を超え、多くの人が災害に対して備えをしている一方、耳栓/アイマスク(11.3%・34人)やペット用品、乳幼児用品や介護用品までは手が回っていない状況が判明しました。
「避難所生活でこれだけは無理/避けたい状況」最多はトイレが不衛生33.0%(99人)
避難所生活でこれだけは無理/避けたいと感じる状況について単一回答でアンケートを取りましたところ、「トイレが不衛生」が33.0%(99人)で1位となりました。
続いて「仕切りがなくプライバシーが確保できない」が19.7%、「暑さ/寒さが厳しい」が10.7%、「眠れない」が10.0%、「ペットを連れて行けない/ペットの居場所がない」が6.7%となりました。
3分の1がトイレの衛生に関心を持っているという結果から、問題の重大性が浮き彫りになります。
ストレスになりそうな瞬間はトイレ/プライバシー/睡眠が中心テーマ
避難所生活で一番ストレスになりそうな瞬間を自由記述で聞いてみましたところ、「トイレ・衛生」「プライバシー」「睡眠」「人間関係」を挙げた人が多くいるという結果になりました。具体的には、以下のような声が寄せられました。
◆トイレ・衛生への不安
・トイレが汚れていて使えない状況
・トイレの数が足りず長時間並ぶ
・感染症が広がりやすい環境
◆プライバシーへの不安
・着替える場所がない
・授乳や生理用品の交換に困る
・常に人目がある環境でのストレス
◆睡眠への不安
・硬い床で眠れない
・周囲の話し声やいびきで眠れない
・照明が消えず眠りにくい
◆人間関係への不安
・知らない人と長時間同じ空間にいるストレス
・ルールやマナーをめぐるトラブル
・防犯面での不安
【出典】
株式会社AZWAY
https://azway.co.jp/