tl_bnr_land

インターハイ準Vの女子ボクサー、4月から日体大へ 男子と同じ練習、強いパンチも受けて成長 傷つく言葉も経験した18歳「不要な壁はなくなればいい」

京都新聞社 京都新聞社

昨年夏に開催された全国高校総合体育大会(インターハイ)のボクシング女子ライト級で準優勝した京都廣学館高(精華町)の本村亜瑛麗(あえら)さん(18)が、4月から日本体育大に進学し、競技を続ける。男子に比べて女子選手は圧倒的に少ないボクシング界。それでも「高校では男子と同じ練習をしてきた。理想の試合ができると楽しいし、自分で考えて決めた」と新たなステージへ意欲を語る。

京都市山科区出身。友だちに誘われて小学2年でキックボクシングを始めた。中学生になると市内のボクシングジムで本格的に競技を開始。「基礎から教えてもらい、めちゃくちゃ楽しかった」と実力を付け、ジュニアの全国大会で準優勝を経験した。

京都廣学館高は五輪とプロで世界王者になった村田諒太さんらを輩出した強豪で知られる。以前は女子選手もいたが、本村さんが入部した年はいなかった。最初は不安もあったというが、「男子の先輩がみんなと同じように接してくれた。合宿で1人部屋にいる時もラインで『今何しているの』と気にかけてくれた」と感謝する。

翌年には女子選手の後輩が1人増えたが、基本的に男子と同じ練習をこなし、リングで対戦することも多かった。本村さんは「男子の強いパンチを受けて分かることもある。今まで使っていなかった体の筋力を鍛えたりできる」と前向きに捉え、「競技の面で女子だから駄目ということは感じなかった」と振り返る。

一方、普段の生活では「髪の毛が短かったり、ボーイッシュな格好のときは見た目で判断されることもあった。『ボクシングやってるから女子ちゃうやん』とか言われて…」。心ない言葉を浴び、傷ついたこともある。

「ボクシング自体の競技人口が少ないので、女子はなおさら」と女子ボクサーへの理解が進まない現実を感じつつ、人と話すことが大好きな、持ち前の明るい性格で語る。「同じ人間なんだから、男女の不要な壁はなくなればいい。みんなが広い心を持って、優しくなれば戦争もなくなるんじゃないですか」

まいどなの求人情報

求人情報一覧へ

おすすめニュース

気になるキーワード

新着ニュース